ベトナムのお盆にあたる「ブラン祭(Vu Lan)(ヴーラン)」
ベトナムでも、旧暦(太陰太陽暦)はいまも生きているようですね。
ベトナムで『お正月』といえば、やはり『テト(旧正月)』だそうです。

旧暦7月15日は「Vu Lan(ヴーラン)(ブラン祭)」。
この「Vu Lan」は、漢字にすると「盂蘭」だそうです。

日本に来ている人のブログを見ました。
そのかたの故郷では
旧暦1月15日(元宵節)と7月15日(お盆)はもっとも大きな行事だそうです。

7月、ベトナムでは、幽霊は霊界から地上界へ帰って来ると思われているそうです。

ベトナムでは『祖霊』を供えるだけではなく、『家のない霊』も供養します。
家の前に『家のない幽霊』にケーキやお米を供えるそうです。

普通は14日とか15日に供えますが、7月になるといつでもいいようです。
  ※7月全体が「お盆の期間」という感じでしょうか。

他のかたのブログを見たら
茹でたにわとりと、こわめし(青い豆のこわめし)や
花、果物などを壇上に載せて祖先を供えるそうです。
  ※なんだか「盆だな」と同じ感じです。

まずは家族の先祖などの供養をします。
 此れが終わるとこの土地の先祖の供養を行います。
 最後に身寄りの無い人達の供養をします。
  ※無縁のかたも「無縁仏」にならないのですね。

ベトナムのお盆にあたる「ブラン祭(Vu Lan)」では、
家、家具、車、バイク、自転車、テレビ、エアコン、その他の生活用品を紙で作り、
これを燃やす。

ベトナムでは、
ご先祖様があの世の生活でも、
現世と同じものが必要だろうと信じられているためだそうです。
現在では帽子、サンダル、象、馬から家や自動車、オートバイ、テレビ、ビデオなども
紙で作られていて高額のようです。
  ※日本でも、死亡時に、棺にいろいろ入れるが、
   お盆の時に追加の品物を贈る(送る)習慣は無いように思う……??。
   ベトナムでは
   死者の世界でも「物価」が高騰していて、いろいろ必要なものがあるようです。

盆にお寺参りをすると特別に「精進料理」が配られとのこと。
「精進料理を食べると神様が幸運を与えてくれるようです。

ベトナムの場合、旧暦7月15日よりも、
その1ヶ月後の旧暦8月15日の「Tet Trung Thu」(漢字では「中秋節」)のほうが大きな行事になっているようだという記載もありました。
「中秋節」は、ベトナムでは子どもたちのためのお祭りのようです。
   ※「かぼちゃのお祭り」のように、なにかもらえるのかな?
    検索⇒
     ■夜、子どもたちは、星や魚などをかたどった
      「デンロン」と呼ばれる提灯を持って歩くそうです。
     ■先祖を敬い家族の繁栄や子供の成長を祝う
      子どもたちはおもちゃやランタン、風船をプレゼントしてもらうことが多いようです。
   「中秋節」については後日ということにして、
   ベトナムのお盆のお話は、この辺でいったん、終了。

--------------------

中国からベトナム、日本に「お盆」が来ているのなら、韓国にも「お盆」はありそうですね。
韓国のお盆、いつかな?

編集 ojisaninomoide : 旧正月。いい言葉ですね。
編集 yuma : 子どもの頃ベトナムのお正月の本読んでて「テト」を覚えました。それと「アオザイ」晴れ着だったかな。久しぶりにテト聞きました