文芸春秋社 「新・忠臣蔵」 舟橋聖一 (全4巻)
「毎日新聞」 昭和31年4月27日~36年7月26日

赤穂浪士の討ち入り。
46名は暫く(4大名家に)お預け。
将軍家としては、判決をどうするか?

結局、はりつけではなく、切腹。
遺体は泉岳寺に運ばれ、埋葬。

4巻では、当時の将軍家、その側近の権力争いが描かれます。

当時の将軍は「生類哀れみの令」や、物価の高騰、
小判の改鋳(金の含有率の低下・85%→65%)、
本来は喧嘩両成敗なのに「浅野さま切腹」「吉良様お構いなし」の「えこひいき」判決、・・・などなど、大変不評。不人気。

側近は、次期将軍が誰になるか、
自分の身分はどうなるか・・・、おたおた・・・。

このへんが面白い。

編集 ojisaninomoide : この後、8代将軍が「米将軍」。ここで、経営再建したようですが、さて、平成の「吉宗」総理は出てくるかな?
編集 yuma : 今の総理がそんなだったら大変。何もできないのも困るけど