今日も夏日が戻った。
日中は27.6度まで上がった。風が涼しいから暑さを感じるほどではなかった。
塾や習い事のない唯一の日である姉は友人を自宅に呼んだ。弟は明日の運動会に備えて、半日で帰宅。
近くで仕事場のパパが幼稚園に迎えに行った。一人の友人が来て間もなく、呼んでいない友達が用事をかこつけて門のベルを鳴らす。
用が済んだと思ったら、また、二度目も同じだが、来ている友人に用事があるという。
家へ呼んだり呼ばれたりする友田ぢは決まっている。最近越してきた子供だが、個性の強い子で、やや、用心が必要なのである。父兄の立場で、一緒にいえに招くには問題なのだ。
母子家庭で、ひがみもせず堂々としているのだが、それだけに強すぎる。声も大きい。目下どう対処すべきか悩んでいる。子供大好き、登下校の子供たちを等しく声を掛けてやり値相手するのだが、向こうは全部同じ反応ではない。
「おはよう」「お帰り」に素直に反応する子供と、頷くだけの子供。こちらが声を掛ける前に「おはようございます」「こんにちは」「ただいま」とはっきり言える子供と様々である。
遠くから大きな声を張り上げて元気に見えるこの子供は性情ではない。どこかに無理がある。
その性質を一年上の従姉妹から聞いているからなおさらである。「気の毒な子供だから気をつけてやりなさい」と親が言うので、なるべく一緒に登下校や遊びをする。
それを良いことに我が儘放題だという。
思うようにならないと腕を噛む。何度其れを私に訴えるその従姉妹なのである。

編集 luck7 : 十行目付近の友達が友田ぢになっている。濁点のうち間違いと変換の異常である。