朝から飛び歩く
遠方は郵送で届けてくれるのだが、近くで年配の絵の先生、陶芸家で恒例になっている方達を回る。

外食の嫌いな私は昼は自宅で、また午後出かける。

走行中電話が続けて鳴ると言う、何か気ぜわしい日である。

元気のない落ち込んだ人を見れば激励する。ここで時間をとられ、孫の下校時刻に間に合わない。

二件目の彼も学校まで迎えに行くと言う。閑静な良いところだが、女の子は心配である。

私と同じ気持ちに、親心を痛感する。

帰宅すると電話が掛かっている。間一髪間に合って話をするが、遠方からの連絡。

ご夫婦で出展したいという。嬉しいひと時である。希望に満ちて、何にでも挑戦しようとする心が大切。

午前中、そのやる気を失った一流作家と会っただけに、痛切である。

日本の現在、文化、芸術面でゆとりのない人が多いから、作家達も苦しい。

それが一流団体の一流作家だけに嘆かわしい。外国のブランドのコーヒーカップやグラスは高価なものを買うから不思議である。

昔から洋物願望の日本人は直らぬらしい。信長の時代だから、歴史が古い。

口当たりその他で日本の作家物の優れているのを白なすぎる。

何とかしなければと、また、私の虫がうごめきだすのであった。