おとなの詩集  〜6月下旬号〜
1.人生は不可解なり
 社会もまた不可解なり
 宇宙は更に不可解なり
 蟻の生きざまは明解なり
 されどひとの手のひらで
 弄ばれるなり


2.愛はすぐそばにいるというのに
 君は恋に溺れる場所を
 探し歩いている


3.単純ないくつかの真実が絡み合ってくると
 君は複雑だと言い出す


4.こころのカフェタイム
 静かに 穏やかに
 少しジブンに甘いめに


5.ふたり席
 いつまでもひとり。。。
 やがて笑顔で近づいてきた
 ”この椅子よろしいですか”


6.どこに行き着くか分からないと言うのに
 僕は流れてきたイカダに飛び乗った
 少なくとも今のままよりは
 未来に近づく為に。。。