カフェからの風景
はだかの枝に おちのびた枯れ葉がひとつ

頬に感じるくらいの ゆるやかな風の中で

小刻みにふるえている

寒いんじゃない

泣いているんじゃない

軽い気持ちで 存在を主張しているのさ

わたしは 暖かな部屋の窓から

しばらく 眺めていた

無駄な抵抗してるヤツ

枯れ葉は 堂々と つぶやいた

おまえさんより 存在感はある