2013年07月の記事


ななちゃん、って
*
   昨日、何回呼んだろ?

   数え切れないほど 呼んだよね

   何をするにも ネッ、ななちゃん

   何をしてても ネェ、ななちゃん

   ななちゃん、って 一度も呼ばない日 いつか来るのかな?

   きっと、一生 来ないと思うよ^^
*
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五七忌
*
   今日は ななちゃんの 三十五日

   ななちゃんと過ごした日々が どんどん遠くなっていく

   寂しいよ たまらなく寂しいよ


   でも、今の私の生活も ななちゃんが居た頃と そんなに変っていない

   ソックスくん達も 相変らず来てくれてるし..

   ななちゃんの寝床を斜め後ろに パソコンもやってるし..

   ななちゃんにお留守番を頼んで ママチャリでお買物にも行ってるし..^^


   でもね、家の中に 動きがない

   ななちゃんが階段を降りてくる 足音も聞こえない


   今はまだ日も長いからいいけど 早く暗くなるようになったら..

   まして、ストーブなんか出すようになったら..

   今にも増して ななちゃんが居なくなった事を 実感せざるを得ないね

   だって、ななちゃん ストーブの前が大好きだったから..

   ストーブを点けると 何処にいてもストーブの前に来た

   ストーブの前もだけど、上に乗るのも好きだったよね

   でも、今まで使ってたストーブが故障して 新しく買い換えたら
   全然、上に乗せてもらえなくなった

   ななちゃん、上に乗ると結構、汚すし せめて、新しい内は勘弁してって
   一度も乗せてあげなかった

   古いストーブが もうちょっと頑張ってくれてたら ななちゃん
   最後まで 上に乗っていられたのに..

   って、今でもそう思う

   ごめんね、ななちゃん


   こうして、ななちゃんの居ない日が これから続いていくんだね
*
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*
   昨夜、変な夢を見た

   家の中に 羊とか、猫とか、犬とか 色んな動物が入り込んで来て
   めっちゃ、賑やかな夢…

   賑やかと言うより、ギュウギュウ詰めで 苦しかった


   ななちゃん、火葬も埋葬も合同だから 今は、他のペット達と一緒..

   もしかしたら..

   ななちゃん 居心地が悪くて 嫌がってる?

   生きてる時から あんまり他の子達を 寄せ付けなかったからね

   ななちゃんには 今の環境は 酷なのかもね

   もし、私が 同じ立場だったら やっぱり辛いかも..


   でも、今更 ななちゃんのお骨だけを拾って 別にする訳にもいかないし..

   どんなに嫌でも 我慢してもらうしかない


   ごめんね、ななちゃん 何をやってもダメな飼い主だね

   でも、みんなと天国で 仲良く、楽しく 暮して欲しい

   今はただ、そう祈るだけ..
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大雨
*
   二~三日前に降った 大雨..

   今はもう全然使ってない 茶の間に取り付けてある ロスナイの所から

   雨が吹き込んで ななちゃんのトイレを置いていた床が ビチョビチョ..


   あぁ、ななちゃんが 居なくて良かった~ って、初めて思ったよ


   だって、ほんとに ななちゃんが居る時だったら 大変だったもん

   トイレの移動とかさ..

   用意してあげても 場所が変ると トイレとは認識してくれなかったからね

   最後の頃は 朝、私が起きてくると そのトイレの脇に 横たわっていたし.. 


   もし、まだ ななちゃんが居たら どうしてあげたらいいのかって 

   マジで、考えちゃったよ


   こうやって、ななちゃんが居なくなった事を 段々、受け入れて行くのかもね

   そうして、ななちゃんの居ない生活が 当たり前になって行くのかもね
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月命日
*
   ななちゃんが 逝って 一ヶ月

   ううん、正確には 逝かせて.. だよね 

   物事はきちんと 伝えなくちゃね


   今日は ななちゃんの 初めての 月命日

   まだ、一ヶ月?  もう、一ヶ月?  

   ななちゃんは どっち?

   私? 私は なんか、なが~いなが~い 一ヶ月だったような気がするよ

   初七日、二七忌までは アッと言う間だったけど、そこから今日までがね


   足掻いて もがいて 過ごしてきた この一ヶ月

   ななちゃんの 影ばかりを 追いかけてきたような気がする

   自分の犯した罪と そんな私を恨むでもない ななちゃんの態度

   動物って 人間なんかより ずっとずっと 崇高な生き物だよ


   今朝は ななちゃんが まだ居た頃に 買って冷凍しておいた
   マグロのお刺身

   今まであげてた時の様に 細かく刻んで ななちゃんの墓前に..

   あ、寝床にね^^

   お刺身、随分 暫く振りだよね 

   ななちゃんが お刺身を食べたのは 一ヶ月半ぐらい前になるかな?

   その後、最後にあげた時は 口をつけなかったけど..

   今はきっと、元気な頃のように 喜んで食べてくれてるよね^^

   あ、残りはソックスくん達にあげたよ  皆、喜んで食べてたよ

   
   一ヶ月経ったっても 悲しみなんて 全然癒えない

   寂しさだって 増すばかりだよ


   ななちゃんが居た頃、ななちゃんの為に使ってた時間なんて

   そんなに多くはない

   それでも ななちゃんと関わってた時間は やっぱり、多い

   そんな、ななちゃんが 居なくなっちゃったんだもの..


   何をする 気力も沸かない

   何をしても 張り合いがない

   今は 生きてる事の意味さえ 見つからない

   なんか もう、どうでもいいような気がする


   猫への 後追い自殺なんて あるのかな?
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気配
*
   茶の間のパソコンの斜め後ろに ななちゃんの寝床がある

   ななちゃんの具合が悪くなって そこに寝ている事が多くなった時
   パソコンをしながら ちょくちょく振り返って ななちゃんの様子を
   見てた

   今もこうしてパソコンに向かっていると 時々、ななちゃんの気配を
   感じる事がある

   反射的に 何かしてあげなきゃ.. って思う

   習慣て すごいね

   でも、振り返ってみると ななちゃんが居た時とは 全く様変りした
   造花で飾られた 寝床があるだけ
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時間
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   時間て、薬?

   確かに、どんなに辛く悲しい事でも 時間の経過と共に

   その辛さも、悲しさも 徐々に薄らいで行く

   それは 事実だけど..


   去る者は日々に疎し とか、 死ぬ者貧乏 だとか..

   生きている者にとっては めっちゃ都合のいい言葉だけど

   でも、だからこそ 人は生きていけるのかもね


   ななちゃんが 苦しさに喘いでいた あの寝床

   今は、色とりどりの造花で 一見、とても華やいで見える

   でも、その裏に隠された哀しみは 途轍もなく深い


   いつか、私も その哀しみを 感じなくなる日が 来るんだろうか?

   表面の華やかさだけに 目が行ってしまう時が 来るんだろうか?


   朝、ななちゃんに挨拶する時、あの苦しんでいた ななちゃんの姿より

   華やかな造花に囲まれてる 元気な頃の ななちゃんの写真を 素直に

   受け入れてる 自分が其処に居る


   表面の華やかさだけに目が行って その裏の哀しみを すでに

   忘れ始めているんだろうか?


   それは絶対に あってはならない

   あの、ななちゃんの 苦しんでる姿、頑張ってる姿

   そして、私の思いに 必死になって応えてくれた姿を

   何があっても 絶対に 絶対に 忘れてはならない
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美容院
*
   昨日、行って来たよ

   ななちゃんの初七日に お花とケーキを届けてくれた 美容師さんと

   ななちゃんの事 色々、話して来たよ


   前回、美容院に行ったのが 六月三日..

   その前夜から ななちゃん、なんとなく持ち直し始めてた

   いつも寝てる寝床から ヒョイと飛び降りて 私の足元へ来たよね

   ん? どうした? 抱っこする? って言って 抱き上げたら

   いつもなら 抱かれる事があまり好きじゃない ななちゃんなのに
   とても素直に抱かせてくれた

   そうだなぁ、十分ぐらい 抱かれていたかもね

   あの時、これは もしかして、持ち直す兆候かも.. って、何となく思った


   次の日から ななちゃん、食欲も出て、暫く見向きもしなかった
   ドライフードを ガツガツと食べ始めた

   それに、三週間近くも出てなくて めっちゃ心配してた お通じ..
   今までに した事も無いような 立派なヤツをしたっけ..^^

   そして、何より 一番苦しそうだった呼吸の方も 随分、楽そうになってた

   それと同時に、動きも 具合が悪くなる前の頃のように 活発になってきて

   押入れに入ったり、出窓に乗ったり、庭に出て歩き回ったり..


   そうなると、具合が悪かった時とは違って 言う事もきかなくなったりして

   ななちゃん、最近 ちょっといい気になってないかい?

   なんて、日記に書いたのも この頃..


   だけど、それも 一週間とは続かなかったよね

   楽そうにしていた呼吸も 三日間ぐらいで また、苦しそうな息遣いに..

   それから徐々に、そして、坂を転げ落ちるように 前にも増して 具合がまた
   どんどん悪くなっていった 


   前回、美容院に行った あの日から 一ヶ月半..

   今、ななちゃんの姿は もう何処にもない
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*
   ななちゃんて あまり鳴き声を 出さない子だったね

   今、考えても ほとんど聞いた記憶がない

   吐く前に気持ち悪くて ミョーな鳴き声を出してた事は
   何回もあるけど..

   私が何か話しかけても 声を出さず 口の動きだけで
   いつも返事をしてたっけ^^

   その点、ノラのソックスくんは 私の姿を見つけると
   めっちゃ煩く鳴いて 付いて回る

   そう言えば、ななちゃんも最初の頃 私が外に出ると
   良く、付いて回ったね

   お隣のオバチャンから まるで犬みたいな猫だって
   言われたっけ

   あ、そう言えば 夜、トイレに出してあげたら いつになっても
   帰って来ないので 先に寝るよ~、って言って 雨戸を閉めて
   寝ちゃった事があった

   いつもなら、帰ってくるのを待って 私も寝るんだけど
   その時は なんか、腹が立って さっさと寝ちゃったの

   そしたら、夜中になって ななちゃん、入れてくれ~って
   珍しく鳴いて 催促してたっけ

   あの時だけだね、ななちゃんが あんな大きな声を出したのは..

   あ、それと ノラを威嚇する時に ものすごい声を出してた

   フンギャ~.. とかさ 


   ななちゃんの ちゃんとした声 もう一度、聞きたいよ
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十三年半..
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   ななちゃんと 関わって 十三年半.. 

   長いよね 本当に長いよね

   産まれたばかりの子だって もう中学生だもの

   こんなに長く 私と付き合ってくれたのは 親、兄弟を除いては
   ななちゃんだけ..

   以前、飼ってた犬達も こんなに長くは居なかったよ

   元カレとだって、五年で破局を迎えたし..^^;


   ななちゃんが 切り開いてくれた この道

   ななちゃんが 居てくれたから 出来た事

   ななちゃんが 教えてくれた 様々な事柄

   沢山あるよ 数え切れないほど あるよ

   逆に、ななちゃんが居たから 出来なかった事なんて
   考えてみたら ひとつも無い

   それなのに やれ、重荷だとか、負担だとか、お荷物だとか..

   ななちゃんが居なかったら どんなに楽だろうとか..

   正直、何度 思った事か

   馬鹿だよね 本当に馬鹿だよね


   失って 改めて知る、その存在の 重さ・大きさ..

   最期の頃、苦しむななちゃんの 体を擦りながら 何度も何度も
   「大好きだよ、愛してるよ」 って、言った言葉

   ななちゃん、理解してくれたかな?
   
   受け留めてくれたかな?

   心なしか その表情が一瞬、和らいだような気がしたけど..

   でも、ななちゃんは 苦しくて苦しくて きっと、それどころじゃ
   なかったよね



   今、改めて..   

   ななちゃん、十三年半 本当にありがとうございました。

   ななちゃんの御霊よ 安らかに..


   「ななちゃん、大好きだよ 愛してるよ」

   私の 心からの 言葉です。 
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いいのかな?
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   ななちゃんの お世話からの 解放

   それによって 得た 自由な時間

   ななちゃんを 気遣わなくてすむ 気楽さ

   今の 私..

   こんなに 楽して いいのかな?
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濡れ衣
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   鼻炎.. 昨夜、久し振りに また起きた

   それも、けっこう酷いの

   やっぱり、猫アレルギーじゃなかったんだ

   ななちゃん、ごめんね~

   濡れ衣だったね^^;

   良く良く考えてみれば まだ母がいる頃から起きてた

   って事は、もう二十年以上も前からだ~
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未必の故意
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   ななちゃんが 日当たりのいい庭で 毛繕いをする姿が
   携帯の動画に残ってる

   日付けを見ると 今年の四月二十五日..

   安楽死の処置をする ちょうど二ヶ月前だ

   毛繕いをするぐらいだから 体調はそんなに悪くなかった?

   でも、喉を鳴らし始めたのは もっと前だったような気がする

   それに、のざえるような仕草も かなり以前からやってたような.. 

   申し訳ないけど この頃の事、ハッキリ覚えてないんだよね

   惰性というか.. 情けないね

   どっちにしても、去年の夏 見るからに「痩せたなぁ」と、思った頃から
   ななちゃんの体には 何らかの変化が起きてたんだろうね

   それなのに、私は 「もう歳だから..」を、口実に その状態を深刻に
   受け止める事はしなかった

   呼び方だって、若いノラ達が来るようになった 二~三年前からは
   「ななちゃん」なんて きちんと名前で呼んだ事はない

   いっつも、「オバチャン」だったよね

   ななちゃん、きっと心外だったろうなぁ 

   今になって「ななちゃん、ななちゃん」なんて やけに呼んでくれるけど
   一体、どうしたんだい? って、感じだろうね^^; 


   もし、去年の夏 ななちゃんの体調の変化に 気づいていたとしても
   今と同じく 積極的な医療を施してあげることは しなかったと思う

   未必の故意.. まさしく、これ

   ダメかもしれない  けど、何も手を打たない

   経済的な事を理由に 私は明らかに ななちゃんを見放した

   ななちゃんを殺したのは 間違いなく この私

   私が犯した罪は 途轍もなく 深い
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片腕..
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   もがれるって こんな感じ?

   何で居ないの? どうして?

   吐かれたりすると 後始末が本当に大変だったけど..

   でも、どんなに大変でも やっぱり、ななちゃんには 居て欲しい

   居るべきだよ

   居て当たり前の 存在だよ

   居なくちゃ おかしいよ
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今朝も..
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   トーストが しょっぱい..

   甘く、美味しく 食べられる日は いつ来るんだろう?

   ま、しょっぱいトーストも 美味しいけどね^^


   あ、昨日作った ミニキュウリとナスとミョウガの塩麹の一夜漬けも
   ちょと、塩分が効き過ぎて しょっぱかったよ~
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三七忌
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   今日は ななちゃんの 三七忌

   あの日から、二十日..

   なんか今は 随分、前の事のように思う

   二七忌の時は もう、そんなに経ったの? って、思ったけど

   たった七日間の違いで こんなに感じ方が違うんだね


   でも、あの..

   ななちゃんの 苦しむ姿

   ななちゃんの 耐える姿

   ななちゃんの 頑張る姿

   そして、ななちゃんの 諦めない姿


   絶対に 忘れないからね

   死んだって 忘れないからね
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想い百倍
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   ななちゃんへの 想い..

   ななちゃんが 居た頃の 百倍にもなってる

   私の胸は ななちゃんへの想いで 今にも、はち切れそう

   毎日、毎日 涙が零れる   

   昨夜も、今朝も 涙が溢れて仕方がなかった


   今、私は 涙を流しながら 朝食のトーストに齧り付いてる
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今は..
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   ただ、ひたすら 眠りたい

   何もかも 忘れて..

   そして、そのまま逝けたら 最高だね
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跡を濁さず
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   ななちゃん、具合が悪くなって 代謝が落ちていたせいか
   いつもなら 毛が一番抜ける時期にも ほとんど抜けなかった

   毛繕いも 体調が悪くて その気にならなかったのか
   この数ヶ月 している姿を 見かける事はなかった

   だから、吐く事も 全くなかった

   元気な頃は しょっちゅう吐いて 後始末をする私に
   文句ばっかり 言われてたよね


   ななちゃんが 居なくなった今 床にも、二階への階段にも
   ななちゃんの毛は ほとんど落ちていない

   今までは このシーズンになると ななちゃんの抜けた毛が
   綿ゴミと一緒になって 床に幾つも転がって歩いてたのに..

   今は 私の抜け毛の方が 目立ったりして..^^;


   ななちゃん、自分が逝った後 私の手を煩わせないように
   きっと、色んなところに 気を配ってくれたんだと思う

   事実、ななちゃんが逝った後  所謂、その後始末で
   大変だと思うような事は ひとつも無かった

   ななちゃん、跡を濁さず..

   ななちゃん、見事だよ


   ななちゃん、あなたは 私には勿体無い

   本当に..  神様のような 猫だね
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背中
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   今、我が家の庭で ソックスくんが 背中を見せて 寝ている

   スヤスヤと 穏やかな その背中


   でも、ななちゃんの背中は 息の苦しさに喘いで 大きく揺れていた

   和室に置かれた台の下で 背中を見せて 横たわってた ななちゃん

   あの 背中..  目に焼き付いて 離れない
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爪とぎ
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   玄関の 上がり口に置いて ななちゃんが いつも使ってた 爪とぎ

   何度か 新しく買い替えたけど 置く場所は いつも一緒..


   最初に 具合が悪くなった時、  あぁ、このまま逝っちゃうのかな

   と、思うような状態を 何度も繰り返えしてた

   息の苦しさに喘いで 歩くのもおぼつかないくらいに弱ってた あの体.. 

   まだ、使い始めて 間もない 爪とぎ..

   でも、ななちゃん、今の状態じゃ これを使う事は もう無いんだろうな
   って、思った

   ノラ達にあげて 使って貰おうかな? と、思ったけど..

   まっ、別に急ぐ事もないか と、思い そのままにしておいた

   それまでも 爪とぎを新しく買い替える度 今まで使ってたのは
   必ずノラ達に あげてたからね^^


   でも、そう思った翌日、あの弱った体の どこに、あんな力が?

   と、思うような力強さで ななちゃん、その爪とぎで 爪を研ぎ始めた

   「これは私の物だからね 誰にも上げないでよ」 って、言ってるような
   そんな気がした

   その時、あぁ、良かった このままにしておいて って、本当に思ったよ


   でも、ななちゃん 一時的には持ち直したけど また具合が悪くなって

   最後の頃は その爪とぎに 乗る事すら無かった


   今、その爪とぎは ななちゃんの写真を置いてある レンジの台の下にある

   あ、昨夜 その爪とぎに またたびの粉を振っておいたけど

   ななちゃん、気がついたかな?

   早く舐めないと 湿気っちゃうよ~
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待ってるよ
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   ななちゃんが 居た この家

   ななちゃんが 付けた 床の傷跡

   ななちゃんが 爪を研いでた 爪とぎ

   ななちゃんが 気に入って入ってた ダンボール

   ななちゃんが 乗って潰した ダンボールの箱の蓋

   ななちゃんが 夏に良く居た 涼しいあの場所

   ななちゃんが 冬に良く居た 日当たりのいいあの場所

   ななちゃんが 入ってた一階の和室の 押し入れの上の段

   あ、下の段は 花火とか雷の時の 避難場所だったよね

   ななちゃんが 良く寝てた 二階の兄貴の部屋の 押し入れ

   ななちゃんが ある朝、頭を突っ込んで 破いた障子

   ななちゃんが 乗って汚した あの座布団

   ななちゃんが 使ってた お皿

   ななちゃんが 使ってた 水入れ

   ななちゃんが 使ってた トイレ

   ななちゃんが 大体決めてた 家の裏の トイレの場所


   具合が悪くなってから ななちゃんが ほとんどの時間を過ごした

   茶の間の レンジの台の棚には 今は何枚もの ななちゃんの写真と

   造花だけれど、沢山のお花が 飾ってある

   でも、其処以外は 今も、ななちゃんが 居た時のまま..

   ななちゃんの 匂い..
   ななちゃんの 温もり..

   ななちゃんが また、いつでも使えるように 全部そのままにしてあるよ


   ななちゃん、戻っておいで..

   ななちゃんが 帰ってくるの  みんな、首を長くして待ってるよ



   何て書くと、ななちゃんに

   「え? ほんとに戻っていいの?  また、お金がかかるよ

   綺麗事ばっかり、言ってんじゃねぇよ」 って、きっと言われるね


   そ、人間なんて ほんとに勝手だよね

   でも、やっぱり ななちゃんが 恋しい
 
   たまらなく 恋しいよ

   逢えるものなら 本当に 逢いたい

   たまらなく 逢いたいよ
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動物慰霊祭大法要
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   ななちゃんの 火葬と埋葬をお願いした 葬儀社から

   お盆の 動物慰霊祭大法要の お知らせが届いたよ

   七月の二十一日に あの時と同じ、芝の増上寺で営まれるらしい


   振り返ってみれば もう、二十七年も前になるんだね

   犬のアンちゃんの時も 同じお知らせが届いた

   あの頃は 母もまだ元気だったから 二人して出席した

   それはそれは大掛りな法要で、お坊さん達が何人も姿を見せていた

   私のように 葬儀を依頼した飼い主さん達も 大勢参加して

   あの、広い法要の間が 暑さと人いきれで ムンムンしてたっけ

   なんか、めっちゃ懐かしいよ^^


   でも、今回は 出席するつもりはない

   家でひとり静かに ななちゃんと そして、アンちゃんの 冥福を

   心から 祈るつもり..

   ね、それでいいよね? ななちゃん
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謎のまま
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   猫って、 喉を鳴らすって言うよね

   でも、ななちゃんの場合、その記憶がない

   十三年半前に出会ってから ななちゃんが喉を鳴らした事は
   多分、一度も無いと思う

   正確には、具合が悪くなる ちょっと前までは..

   それが、ある日突然 ゴロゴロ、ゴロゴロと 喉を鳴らし始めた

   「ななちゃん、どうしたの? こんなに喉を鳴らすのは初めてだね」

   なんて言いながら 私は不思議に思ってたけど…

   でも、その頃から それと同時に エヘッ、エヘッっと 苦しそうに
   のざえるようになった

   それも、かなり甲高い声で..

   だから、私はそれを見て 「ななちゃん 喉、鳴らさないほうがいいよ
   また、のざえちゃうよ」って ななちゃんに良く言ってた

   それから間もなく、呼吸の方もおかしくなってきた


   血液検査だけでも受けてたら、何で突然 喉を鳴らすようになったのか?

   何で のざえるのか?

   何で こんなに息苦しい呼吸の仕方をするのか?

   それら総てが 解明できたのかな?

   でも、一切の医療を受けさせてもらえなかった ななちゃん

   総ては 今も 謎のまま…
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二七忌
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   今日は ななちゃんの 二七忌

   早いねぇ もう、そんなに経つんだね

   誰も耐えられないような そんな息の苦しさに喘いでいた 
   ななちゃんの姿..

   まるで、昨日のようだよ

   ここ数日の暑さ、ななちゃんが居たら どうだったろ?

   耐えられたかな? 頑張れたかな?

   幾ら頑張やのななちゃんでも あの衰弱した体には 厳し過ぎる暑さだよ

   こうやって 季節は確実に 移ろいで行くけど

   私の悲しみは 増すばかり..

   相変らず、何かにつけて 涙が出るよ

   私って、こんなに泣き虫だったっけ?

   こんな私を ななちゃん、呆れて見てるかな?

   それとも、笑ってる?
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全う
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   ななちゃん
   あなたは 自分のやるべき事を きちんと全うして 逝ったよね

   安楽死の処置をした日の朝だって あそこまで衰弱した体で
   いつもの様に 用意されたトイレで きちんと用を済ませ
   その脇で 息の苦しさに喘ぎながら グッタリと横たわっていた

   慌てて抱き上げると あなたの体は冷えきっていた

   あなたを いつもの寝床に寝かせ トイレの始末をしたけど
   トイレの周りには 一滴のオシッコも零れていなかったよね

   具合が悪くなってから 一度もお粗相なんてしなかった

   私が恐れていた 所謂、垂れ流し..
   排泄物の処理が自分でできなくなったら それが決断の時だと思っていた 

   そんな私の思いを ななちゃん、あなたは確実に分かってた
   そうだよね だから最後まで頑張って 私の思いに応えてくれたんだよね

   そんなななちゃんを見て、ななちゃんがこんなに頑張ってくれてるんだから
   私も頑張らなくちゃって思った

   でも、ななちゃんの限界は もう、とっくに超えてたんだと思う
   そして、私の限界も 近づいていた

   排泄物の処理が自分でできなくなるのも もう時間の問題だと思った

   ここまで頑張って 私の思いに応えてきてくれた ななちゃんを
   汚物まみれにするのは 忍びなかった

   いや、絶対にしたくなかった

   そうなった姿に 処置をして逝かせるのは 余りにも哀しい

   このままの 綺麗な姿で 逝かせたかった


   その日のお昼頃まで 私の気持ちは固まっていなかったけど..

   でも、私は 決断した


   処置をされた ななちゃんの呼吸は 一瞬で止まった

   一時、持ち直した数日を除いて 毎日毎日、息苦しさに喘いでいた
   あの、ななちゃんの姿が まるで嘘のように思えた


   普通、遺体になると 多少の排泄物が漏れると聞いたけど
   ななちゃんには 全くそれがなかった

   遺体の硬直も遅かったし..

   タオルを濡らして 体中を拭いてあげた
   いつもやってたように 耳の中も綿棒で綺麗にした
   爪も 生え変わって尖ってた先を 爪きりで切ってあげた

   いつもやってあげてたお手入れを ほとんどしてあげて 棺に納めた

   ななちゃんの遺体、ほんとに綺麗だったよ

   一緒に送ってくれた人が 本当に綺麗だって驚いてた
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愚か
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   たかが、猫  されど、猫

   十四年近く 一緒に暮してきたって話すと 他人様は

   「それじゃ、家族と一緒よね」って、一応は言ってくださるけど..

   でも、その言葉の裏には 「でも、やっぱり 所詮は猫だから」

   と、いう思いが隠れてる (ように 私には思えてならない)

   そう、確かに たかが、猫だよ

   でもね、その存在は ある人にとっては 人間の存在を遥かに超える

   そして、その存在の 重さ、大きさに 失なった時、初めて気づく

   愚かだよね

   本当に 愚かだと思う
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鼻炎
*
   もう、何年も前から始まった 私の鼻炎

   それも、時を選ばす 一年中..

   症状も かなり酷い

   春とか、秋とか、季節によって起きる訳じゃないので

   これって、もしかしたら 猫アレルギー?

   なんて、思ってたけど..

   今後、症状が出なかったら..  やっぱり?

   でも、もし 今までと同じだったら..

   ななちゃんは 有らぬ疑いをかけられてたって事だね^^;
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   涙.. 何でこんなに出るんだろう?

   それも、突然..

   私の心が ななちゃんに こんなに侵食されてたなんて
   思ってもいなかったよ~

   出会った最初の頃は 物珍しさと可愛さで 一日中関わっていたけど

   慣れるにしたがって ななちゃんと関わる時間が 徐々に減って行った

   自然に、家猫同然になって まぁ、二人共ほとんど家の中に居るんだし

   特別、関わろうとしなくても 姿は見えるしね^^

   その内、ノラ達が姿を現すようになって ななちゃんとはまた違った反応が
   面白くて、時にはノラ達と関わる時間の方が多かったり..^^;

   そんな様子を ななちゃんは 窓ガラス越しに見てたっけ..

   どんな思いで見てたんだろうね?

   家の庭もそれまでは ななちゃんのテリトリーだったけど
   いつの間にか ノラ達に占領されちゃった

   今、思えば ななちゃんには 残酷な事だったよね

   今頃、後悔したって遅いけど 私、本当に浅はかだったよ 
   

   心にポッカリ空いた この穴 どうすれば埋まるんだろ?

   あまりに大き過ぎて 何で埋めればいいんだろ?

   きっと、死ぬまで埋められないね


   あ、追悼の意味で ななちゃんと出会った頃に作ったページ、アップしたよ 

   ちょっとだけ手を入れてね^^

   MIDIも あのページに付けてた曲に変えたよ

   それと、アプレットも一緒にね^^
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雨漏り
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   一階の和室の天井に 雨漏りの跡を見つけた

   それも最近て言うより かなり以前からの.. って、感じ

   これって、火災保険の 水害の対象になるのかな?

   もし、なるのなら 修繕を依頼しても 五万円の自己負担金だけで

   残りのお金は 保険からおりるはずだけど.. 

   どうなんだろ? 

   もし、対象外だったら..

   このまま放置するしかないか
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セツナイヨ
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   セツナイヨ たまらなく セツナイヨ

   この滅入る心 どうすれば..

   ななちゃんの呼吸を 一瞬で止めた あの薬

   私も欲しい
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独り言
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   前から割りと言う方だったけど..^^;

   ななちゃんがいなくなった今、前にも増して多くなった

   特に 「ねっ、ななちゃん」 とか 「ねぇ、ななちゃん」 とか..

   生きてたななちゃんに話しかけるより、もういないななちゃんに
   話しかけてる方が断然多い

   今頃、ななちゃん 「うっせ~な~」 とか、言ってるかも..^^
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千の風
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   ななちゃん、今頃自由に飛びまわってるかな?

   千の風になってさ

   そういえば、さっき蝶々が飛んで来たよ

   もしかして、ななちゃん? なんて思っちゃった^^
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