また 夜更かし・・・「猛烈に不幸な朝」笹沢佐保(光文社文庫)
「猛烈に不幸な朝」笹沢佐保(光文社文庫)

「長編推理小説」とタイトルの上に(上部に)書いてあります。
ゆすりを働いていた男が、酒を飲んで死亡します。
誰かがどく入りのウイスキーを与えたようです。
さて犯人は?

(↑)この殺人事件が「長編推理小説」ということだと思います。

作品は、惨めな転勤の話です。
会社のために働いたのに、「責任を取る」形で
本社のある東京から、北海道へ転勤です。

会社から「至上命令」を頂いたときは、
サラリーマンとして、危険な崖の縁にいると思ったほうが良いようです。

娘から父親として認められず、
単身赴任で北海道へ行く、可愛そうな男の物語でした。

読んでいたら、すっかり遅くなりました。
途中でやめられず、ついつい夜更かし。
これから寝ます。おやすみなさい。

編集 ojisaninomoide : そうですね。主人公の奥さんが長期療養中。入院を嫌がり、自宅で静養。夫婦(妻の死)、親子(父娘)、会社、いろいろテーマはあるようです。
編集 yuma : わぁ~なんかすごくせつないです。我が身に置き換えて読むお父さんも多いかな