「北町奉行定廻り同心控」笹沢佐保■春が見えるかな?

トンネル(?)の向こうに春が見えるかな?

日曜日の散歩の時、向こうを覗いてみました。
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再び「北町奉行定廻り同心控」笹沢佐保(祥伝社)(ノン・ポシェット)を読んでます。

「御成先御免(おなりさきごめん)」
これは、とても不思議な制度だと思いました。

同心は「足軽」です。
足軽が、将軍家の行列の前を横切って良いというのは不思議です。

江戸幕府は、石高と役職の軽重とは関係がありません。
伊達藩が60万石でも、加賀が100万石でも、
幕府の重要な役職につくわけでもなく、
家康の直々の家臣はほとんどが微禄。

同心(元足軽の家柄)は
将軍家の家臣としては、下級武士でありながら、
役職では「御成先御免(おなりさきごめん)」とは面白いです。

編集 ojisaninomoide : 笹川さんの小説はいろいろ教えてくれます。楽しいです。
編集 ojisaninomoide : 徳川が天下を執る前からの家臣団は大事にされたんですね。
編集 テラマチ : 譜代を大事に 旗本御家人を大事に 外様は要職に就けない 当時としては必要な措置だったのかも
編集 yuma : 御成先御免・・・また一つ覚えた
編集 テラマチ : 奉行所と言えば TVでは 北町と南町ですね 大阪が舞台だと 西町と東町 京都だと京都町奉行に 伏見奉行でしょうか