2012 11/06 19:14
Category : 気侭な 読書
「麦屋町昼下がり」 遠藤周平 文春文庫
文句なしの面白さ四編。
◆
お勧め。
◆
前にも書きましたが、面白いです。また、読んでいます。
女性が個性的、能動的で、さわやかです。
「麦屋町昼下がり」
悪女も出てきました。
この女は刀を持った義父に追われて逃げます。
通りかかった主人公は
この女の義父を切り殺してしまいました
(大事件です。貧乏侍が、藩の重責にある人を
切り殺してしまったのです)。
女は義父に手篭めにされそうになったと主人公に言います
(本当はなんだか違うようです)。
この女の夫から見ると、主人公は「親の仇」。
夫は、藩で(殿様の前で)試合をすれば、
一番という腕前。
この男が、妻女と密会の相手とを切り殺し、
町人も、
駆けつけた徒目付け2名をも惨殺。茶屋に立て篭もっている。
そこに主人公登場。追っ手(逮捕・切り殺し役)に指名される。
結末は、誰もが予想する通り、円満解決。
剣は強いが、ちょっとかわいそうな男と、
敵討ちとなれば負けるのが分かっている男と、
二人の人生はちょっと複雑な感じです。
文句なしの面白さ四編。
◆
お勧め。
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前にも書きましたが、面白いです。また、読んでいます。
女性が個性的、能動的で、さわやかです。
「麦屋町昼下がり」
悪女も出てきました。
この女は刀を持った義父に追われて逃げます。
通りかかった主人公は
この女の義父を切り殺してしまいました
(大事件です。貧乏侍が、藩の重責にある人を
切り殺してしまったのです)。
女は義父に手篭めにされそうになったと主人公に言います
(本当はなんだか違うようです)。
この女の夫から見ると、主人公は「親の仇」。
夫は、藩で(殿様の前で)試合をすれば、
一番という腕前。
この男が、妻女と密会の相手とを切り殺し、
町人も、
駆けつけた徒目付け2名をも惨殺。茶屋に立て篭もっている。
そこに主人公登場。追っ手(逮捕・切り殺し役)に指名される。
結末は、誰もが予想する通り、円満解決。
剣は強いが、ちょっとかわいそうな男と、
敵討ちとなれば負けるのが分かっている男と、
二人の人生はちょっと複雑な感じです。