「東京上空500メートルの罠」
「東京上空500メートルの罠」
双葉社 FUTABA NOVELS 十津川警部シリーズ
西村京太郎
(2008年12月)ISBN978-4-575-00772-5

主人公は世界最大の飛行船「ツェッペリンNT号」かな。

今回は営業運行の前の招待・お披露目飛行です。

桶川運航基地から招待客七名(有名人、お金持ちなど)がのり、
東京遊覧に飛び立ちます。
しかし「ツェッペリンNT号」がのっとられます。

「500メートルの罠」というのは、
それより高度が下がったら飛行船のゴンドラの底に付けた爆弾が破裂するという設定だからです。
でも、たぶん、それは脅かしだと思うのです
(のこぎりでゴンドラの床に穴を開けて、その爆弾の箱を切り落としてしまえばいいのではないかなあ……。落下中に高度500メートルで爆発するから、下の人も多分大丈夫だと思うし……)。

でも、警察は、爆発するかも知れないという前提で解決にあたります。

7人の招待客が人質です。
身代金が要求されます。
高額です(合計で6億円ほど)。

これを犯人(たち)は分けて、国外で生活するつもりのようです。
さて、
逃亡生活で、海外生活。なんか楽しいことがあるんでしょうか?
もともと海外生活者で、日本で金儲けするというのなら、
設定としてあるうると思うのですが、1億円もらっても、
海外で逃亡生活なんて、魅力ないと思うのですが……。

犯人は特定されます。もう、逃亡しても、国際手配されるので、
いいこと無い生活がまっていると思うのですが……。

貧乏でも、のんびり生活するほうが幸せだと思います。

編集 ojisaninomoide : 国内で逃亡生活をしている設定の推理小説は、とても悲惨ですね。海外は、もっと悲惨だと思います。
編集 yuma : ビクビクしながら危険の多い海外で逃亡生活・・・やっぱ1億もらっても嫌ですね