「南紀オーシャンアロー号の謎」
読みました。

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「中央構造帯」内田康夫 講談社
読書感想かわいらしい女性が登場。この人が主人公でしょうか? 
上司(独身男性)に誘われて、ホテルで食事。…(略)…

この上司、なかなかのイケメン。将来有望そう。

しかし、あっけなく死んでしまいました。
そして、その死んだ人の後釜(仕事)に、明るく楽しそうな男性登場。

この男性が後半の主人公でしょうか。


「中央構造帯」というので、なにか、列島の地殻構造に関係があるのかな?と思って読んでいたのですが、
事件の謎解きは、小説の書き出しの部分にありました。

銀行が、右肩上がりの経済の時の感覚で、
どんどん貸付をし、それが不良債権・回収不能の資金となり、
経営破綻。

その中で、「自殺者」が出ます。
上司は罪を逃れ、部下が「死」を迎えます。
銀行の内部事情を知っていると、興味深く読めると思います。

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「南紀オーシャンアロー号の謎」西村京太郎 双葉社
ISBN978-4-575-00774-9
感想は⇒「南紀オーシャンアロー号の謎」 


なんとも、間の抜けた「誘拐事件」です。
列車をのっとったので「列車ジャック」ですね。

列車の乗客・人質(50人くらい)をとり、20億円を要求。
無事15億円を受け取り、犯人は列車から逃走。
ここの「逃走」部分がなんともお粗末なのです。

話は「駐日大使」が人質になってしまいます。
アメリカ軍特殊部隊も登場します。
あまり『日常的でない事件』です。

駐日大使が(日本国内で)人質になることは現実には無いだろうと思う。

もし、この話のような事件が起きたら、
アメリカ軍(特殊部隊)が「おとなしく」日本の警察の要請を受け入れるとも思えない。アメリカ軍は黙ってないだろうな(実力行使するだろうな)。

怖い怖い話でした。

編集 ojisaninomoide : 小説では(結末部分)、アメリカ特殊部隊が攻撃したら、犯人たちはその場で「射殺」されてしまうので、日本の警察に「投降」します。
編集 yuma : 日本ではバスジャックありますよね。国際的な話には程遠いけど人質にしたら同じように怖い怖い