「新・忠臣蔵」
「安宅丸(あんたけまる」)1巻p.29~
「さくら風呂」1巻p.54-

秀吉が持っていた「豪華船(安宅丸)」を解体して、金銀を取り出そうというお話。

秀吉の船を、徳川が取り上げました。

この船、江戸城が敵軍に囲まれ、将軍が脱出するときの船として用意してありましたが、
財政窮乏で、解体、金目のものを取り出すことになりました。

「さくら風呂」は江戸時代の風俗店。
当時、幕府は、風呂屋に湯女は1店3人までと制限していたとか。実際は守られていなかったとか。

ここに勤めている女性とその兄の話。

敵討ちの話なのですが、当時の江戸の風俗が描かれています。


権力を得ようとした者が、
湯女の兄を使って、世論を操作して、船を解体して富を得ようとします。
その兄は、これは金になる、強請れると思います。
「3000両、いやいや 1万両でも」と欲ばります。
そこで、口封じ、殺されてしまいます。

反対派は、殺された兄から死に際に聞き出したことを種に
相手を牽制しようと・・・。

と、話はどんどん広がりますが、
史実はどうであったのか、・・・
まったくの作り話ではないのでしょうが、
とても複雑な展開です。

この部分、赤穂の殿様も、吉良の殿様も、ぜんぜん出てきません
が。

編集 ojisaninomoide : 安宅丸(あたけまる)は、寛永9年(1632年)に徳川家光が新造した船だそうです。歴史と小説、なんだか、こんがらがってきました。もう少し勉強(?)しなくては。
編集 yuma : 赤穂浪士の話ですか?「あんたけまる」あたかまるかと思ってました^^;