暗い朝
特に西が真っ暗。来るぞとは予想が次いだが、子供たちの登校時刻に雷雨。意地の悪い雷である。

幼稚園バスの時刻は止み間だが、その前に母親をパート先へ。歩くことをしないからこれも車で送る。

本人は働いて威張っているが、食事を外にだから、皆飛んでゆく。

合理主義の私には実に無駄な生活に見えるが、浪費時代のこの世代には働いた分を使って満足している。

ママの味を知らずに孫たちは過ぎるのだが、それすら知らない。テーブルに並ぶものはママの料理だと思っている。

ご飯を食べないのは嫌いではなくて、面倒らしい。電気釜を洗って、米をとぐ、使い終わるとまた洗う。それが面倒だという。

人間限りなく怠惰になる。機械化の台所は使い方によっては他に仕事ができる。

ご飯を竈で炊く間に料理ができる。頼まれればいつでもご飯を炊くのは簡単である。

先日、テレビでサンマ料理をしていたので、珍しく包丁を握った。サンマの竜田揚げを作った。

皮をとろうかとるまいか迷ったが、丁寧に皮ものぞいた。三枚におろそうと思って、包丁の切れないのに気がついた。

途中で包丁を研いで、作業を続けた。横で、手伝いたくて仕方のない家内を横目に、今日は全部私がという。

寂しそうなので、揚げるところだけ家内に任せた。片栗粉で間ですと、焦げ目がよし出て、食感がぱりぱりと心地よい。

娘に食べさせたかったが、要らないという。塾からの帰りに孫娘と約束。

口にするや、「グー」「美味しい」といってくれた。手を加えると何でも美味しくなる。

何を食べさせられるか分からない時代。外食は滅多にしない最近である。

編集 十六夜 : さんまの竜田揚げ!美味しそうです ^^ 
編集 十六夜 : お嬢様には失礼ながら「電気釜を洗って。。」のくだりは思わず笑ってしまいました。。でも、お仕事に能力を発揮されているのでしょうから。(微笑