幼稚園のこを一人残して
三人が外食に言ったと言う。また、門の鍵は掛けずである。40近い夫婦に何度行っても守らない。婿は運転席でまち、娘が出るのに面倒だから鍵をしない。
仕事場に居て知らなかったから驚いた。孫に聞くが「行きたくなかった」と言うだけ。
外食がいやな意味は理解できる。こちらで他へさせても良いが、親が買ってくることも考えて、待つことにした。子供にもそろそろ自分の主張は出てくる。
イチジクの完熟をもって行ってつなぎに食べさせた。休みの前は決して料理をしないから、家族で出かけると思っていた。叱ると「鍵が見つからない」「別の財布に入れてあったから」と弁解だけである。
自分の留守番の安全を考えないのか。われわれに言っていけば別だが、いつの間にか出かけるから始末が悪い。

続 9時過ぎても帰らず。孫は指を吸って眠ってしまった。タオルケットを掛けて置く。

明日、事情を聞いて、説教しない訳には行かない。結局、9時半そーっと帰ってきた。

ひれが今時の親なのか。我が家の二人が常識はずれなのか。
われわれが居るからと安心はあるのだろうが、幼い子供を置いて出かけるのはどんな積もりなのか。

三年前のことを思い出した。名古屋のマンションに姉が次第付属幼稚園へ通わせるために、住んでいた時期がある。

時々こちらから出向くと、誰も居ない部屋に頭を畳にこすり、お尻を持ち上げて、指をしゃぶりながら泣いている。

買い物だったり、姉の塾だったりしたのだが、大泣きして容易に泣き止まなかったこともあった。

今夜は其れの延長だが、状況の違うのは、いつでもこちらーこられると言うことだ。

三十半ばを過ぎると中々人の言うことも聞かなくなる。自分で気が付くまでこちらが我慢するしかないのだろうか。