明るい空にだまされて
天気予報は曇り時々雨というのに、家内が洗濯物を干している。空を見上げると、危ない。雨風を読むのは若いときの船会社勤務で得た感が残っている。
「母さん、雨来るぞ」というが、乾燥機は電気代が無駄という娘の影響か、「大丈夫」とそのままだ。
午後、三時、案の定サーと音がしたかと思うと雨である。
止み間に、家内は取り込んでいる。夜干しする娘に注意して、悪い見本を見せているようなものと笑ってしまった。