清徳丸の残骸
船首と船尾が引き上げられた。中央の操舵室が無い。その上直線的な切断面は最大のショックで切り取られたことを意味している。

仲間の漁船が目撃しているから、自衛隊側の説明に矛盾が出る。

家族縁者の怒りから、漁業仲間の怒り、遂には国民の怒りに変わったこの事故。

正しい操舵では起こらない事故と見るべきだろう。然し、何を論じても、死んだ者は帰らない。

港では僧侶を加えて祈りが続いている。20数年前だった釣り船との衝突。

忘れた頃にやってくる事故。油断があってはならない海の防衛だ。