最新装備のイージス艦
漁船は海上交通ルールを守っていた。湾内に入る危険な水域で事故は起きた。

相手の船を右に発見したものが避けねばならない。明け方の薄暗い時刻で条件は悪かったが、演習を終えて帰港の途中途中だけに、気の緩みがあったのか。

多数の乗組員がいる船だけに、自動操舵装置に任せて走っていたのではなかろう。

太平洋の真ん中ではありうること。他の船との接触の少ない場合は、機器に任せて十分でもある。

港に入るときの外国船などは往来とコースの難しさにパイロット即ち水先人が操舵に当たるほど、最も、真剣になるときである。

そこで何故起きたのか。大臣への報告も遅れたという。これから詳しいことがわかるだろうが、何より漁船の親子のことだが、小型船では救命ボートは無いはずである。

冬の海水の温度は長時間耐えることは無理だろう。万全の装備で助かることを祈るばかりである。