名古屋へ出かけ前
孫娘が私を迎えに来た。JRの駅まで送ってやるのだが、その前に、昨日買った高級和菓子を食べさせる。

「M園の叔母ちゃんが、6個買ったのに、開けたら10個あったよ」「あんたに食べさせてという意味だよ」と言うと、嬉しそうに色の綺麗なピンクの菓子を少しづつ口へ運びながら、
「あとの二つは如何したの」と聞く。

仏前に供えてあると聞くと、弟の「Iチャンにも食べさせて良い」と聞く。仏間には貴重品があるので、下の子は入れない我が家である。

二人仲良く美味しそうに食べる姿に私は満足である。ケーキ、ホットドック、フライドチキンなど洋物ばかりの毎日に心配なのである。

大体アメリカ食品は大味ででかいと言うのが私の印象である。観光で行くから尚更だが、団体での食事はお粗末が多い。

幼い頃から、和食の微妙な味を覚えさせないと、味のわからない人間になってしまう。

幸い、孫二人は白いご飯、お味噌汁、漬物、野菜が大好物である。両親のご飯音痴とは反対なのだ。

柔らかい、硬いも関係ない。ご飯は皆同じというこの二人。
先日、こちらの米が切れたときがあった。

向こうの米で夕飯を食べて驚いた。確か、魚沼産コシヒカリである。我が家のご飯とは比較にならない。

炊き損ねたかと思うほどである。粒が不ぞろいだから、柔らかいところと硬いところがあって、ねばりっけが全くないぼろぼろなのだ。

今、問題になっている混ぜ米なのである。可なり高価なものを買っているはずである。

それも知らないで、文句も言わず同じ店で買っている。