人の振り見てわが振り直せ
カルタは格言が多いが、凡人はひれすら守れない。今朝の母子の対話だ。

「ほら!早くしなさい」と玄関を出るまで叱られている。「また、ママに叱られた」と慣れっこの孫娘。

私や婿の車で出かける時、何時も遅く、乗っては忘れ物と戻る娘。それがわが子を急かせて叱る。

自分では気が付かないのである。娘は単純に言って愚図である。孫娘は準備完了なのだが、テレビの漫画が気になって、ぎりぎりまで見たいのだ。

私が親なら、そのテレビを朝は点けない様にする。性格は死ぬまで直らないと思っている人が多いらしい。

叱っている母親はパジャマ姿である。これが現代風なのだろうか。トレーナーとかジャージーとか言って上下そろいのものがある。

あれで町を歩いている人を見ると、パジャマに見てしまう。それは別なのだろうが、我が家の娘、友人の母親は完全なパジャマなのである。

忘れ物をした孫の友人を乗せて、車で家まで行ってやることがよくある。必ず、インターホンで話すか、玄関の戸を首だけ出して挨拶する。

これも子供を、否、よその子供まで注意し、叱る母親である。