ゆきわりさんからの ぽえむ!
   「サンダル」


あるじの居ないサンダルは少し寂しげ

夏の太陽の下を駆けたり

蛇口から虹を描いて注がれる水に逃げ惑ったり

どこへ行くのも一緒 何をするのも一緒

当たり前ではないけど 当たり前に思える時間

そんな時間を抱いたまま

静かに永遠に彼女を待つようだ