2004 05/31 21:48
Category : 日記
「ホタル」
梅雨の頃の夕暮れは
厚い雲のせいか少し駆け足
穂を傾ける
麦の畑を少女が一人たたずむ
走り疲れたか膝に両手を置き
背中を揺らす
やがてその背の揺れはおさまり
少女は地面に向けていた顔を静かに上げ
そして歩き出す
てらいもなく強い瞳
暮れ行く山の道に
まるで道案内をするかのように
ホタルが先立つ
小さな明かり
生まれいずる微笑み
小さな旅 二人の旅
梅雨の頃の夕暮れは
厚い雲のせいか少し駆け足
穂を傾ける
麦の畑を少女が一人たたずむ
走り疲れたか膝に両手を置き
背中を揺らす
やがてその背の揺れはおさまり
少女は地面に向けていた顔を静かに上げ
そして歩き出す
てらいもなく強い瞳
暮れ行く山の道に
まるで道案内をするかのように
ホタルが先立つ
小さな明かり
生まれいずる微笑み
小さな旅 二人の旅