おとなの詩集 〜梅雨しのぎ編〜
1.完璧な幸福というものがないように

  完璧な不幸というものもない



2.ココロにチャンネルをつくろう

  笑いたいとき 笑えるように



3.時間と空間のいたずらのなかで

  ぼくは答えを追い求める訳でもなく

  ちからを抜いて

  さまよい歩いている

  孤独だけは避けながら。。。



4.どこまで自分の欲求は許されるものなのか

  どこまで自分の存在は許されるものなのか

  時には試してみたくなる

  自分という不確かなその理由が知りたくて



5.随分前から 各駅停車の電車を待っている

  轟音と共に機械的な風を置いて
 
  通り過ぎる列車を視界からはずし

  ただ堅いベンチに身体を馴染ませながら



6.あぁ 澄んだグレーの空よ

  小さい頃から ずっと変わらずに。。。



7.つめたいアイスはいらないと

  きみはまた わがままを投げつける