アリの生き方 〜うみちゃんへの投稿詩〜
子供の頃 瓶の中で アリを飼った

いわゆる アリの巣を 観察する実験の延長線で.....

おおきな 砂糖のかたまりを 落とす

僕は ここに捕らえられた運命を 逆に幸運と

思わせたかった

ひとりで充分すぎる食べ物だ

アリは 幸福の絶頂の筈だ

僕は 随分 いい事を してやったと思っていた

ほどなく アリは 死んだ

なぜだ なぜなんだ と 戸惑った

おれのせいじゃないよな

充分 おいしいものを 与えてやったんだから

自分にそう言い聞かせた

しかし すぐに 自分のこころの奥底から

こんな声が 聞こえてきた

みんなで食べるから みんなの為に働くから

生きているんだ

この瓶の中で どれだけ甘いものを積まれたって

どこにも運べないんだったら

もう何の意味もない

生きている意味がない

エサをありがとう

でも ここから出して貰えないのなら さようなら


僕にとっては いま この歳になってさえ

悔やまれる 苦い 思い出となっている


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まつさんもよくうみちゃんとこ来てるよね
うみちゃん最近更新してないけど
きっとね もう自分をたいせつに
そうして困難や悲しみにも
耐えていけるようになったって思うんだ!
僕はそう信じていて 心配してないんです
彼女は強さを身につけたんです きっと♪

         まつさんへ