おとなの詩集 〜ふゆごもり〜
1.恋に疲れたと思っていたら
  そのときから恋は始まっていた


2.かごから勢いよく飛び出したと
  自負していたが
  いまそのかごで風を避けている


3.木枯らしに 
  とっておきの赤いマフラーをさしだす
  するとクルッとまわったマフラーに
  かわいい枯れ葉がくっついた
  ありがとう


4.遠い遠い未知の世界からやってきた
  お星さまの光よ こんにちわ
  ここが終点のぼくの目だよ
  それで 今度はぼくの目が
  明るい明るい未来をみつめていく番なんだ


5.幾重にも折り畳んだ便箋に
  くすんだ溜め息を吹きかけている
  本当のこと書いてどうすんのって
  つぶやいている


6.甘えている池の飛び石の亀たち
  そんなに仲良くじゃれあわないでよ
  乾いた携帯の言葉で傷ついた心を 
  そっと癒しにやってきたのに。。。


7.なみだに喝をいれる
  なみだをどんどん鍛えてやる
  なみだは次第にこころの中に流れだし
  なみだはこころの根っこを育てはじめる


8.青空の丘に登ろう
  見渡してやろう ぐるっと
  全部見せてやるんだ
  行き場所に悩んでいる じぶんに


9.笑顔を見せてよ
  もったいぶらずにね
  ちょっとうつしてほしいんだ その笑顔


10.おとなしくできないの
  このおっちょこちょいの性格
  もうその存在感は充分認めるからさぁ
  なんなら 敬意を表して。。。


11.まわり愛か
  君の前を何人もが声をかけていく
  いっこうに手を出さないのはいいけど
  僕の番にはちゃんと反応してよ


12.気持ちの化粧くらいは
  見えないところでやってね ぷ!


13.なーやみはつづくーよーどーこまでもー♪


14.大胆カツ 柔軟煮 ちょい冷めたかぁ〜