春の 朝長(あさなが) / おとなの詩集系
1.精一杯の 怠惰
  適当な 一所懸命


2.毎朝の 家出
  毎夕の 断念


3.透明な雑念よ  またね
  不透明な情熱よ ようこそ


4.すべりこむ夕暮れに
  ついていけない たそがれの憂鬱


5.今までの悩みを これからの悩みで包んで
  夢色のリボンをかけてみる


6.二度目のあくびで 君の視線を感じ
  三度目の時には 君の姿を見失う


7.現実が 浮遊していたり
  幻想が 定着していたり