酔えない午後
きのうが まだその辺に よどんでいる

彼女と心斎橋で飲む

創作料理を食べる

店内のほの暗さと アルコールで

すっかり脳が遊離してゆく

翌日になっても まだ戻ってきていない

瞬間の幸せのあとは

けだるいような行間が長々とやってくる

からだを横にしてぼうっとする

あれこれ訪れてきそうな不安が

ニヤっとしながら部屋の中を浮遊している

まぁ それを放っておけるところが

僕のおとなになった部分かな