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ひなまつり。
といっても、いつもと変わらず。

ちじみを焼いて、サワーを飲んで、幸せ。

「剣鬼しゅうしゅう」文春文庫 さ6-12
関が原の戦いの少し後、秀吉から家康へ移行したころのお話。

剣術使いがたくさん登場。
この話を読んでいると、剣豪と言われる人は
「こじき」同様の暮らしだ。

かどづけをして、路銀をもらい、諸国を歩いていたことになる。
剣豪といっても、安定した収入があるわけではないから
生活は大変そうだ。

殿様のお抱えになれば、路銀は支給されるから安泰だが
主がいない剣豪はこじき同様。

俳諧の旅人と同様だなあ。後援者がみつかれば収入になるが
理解者がいなければ・・・。

「やくざ」(木枯し紋次郎)も収入不安定だが
剣豪も 無収入に近い。

宮本武蔵も、柳生も、かなり「ずるい」手を使って生き延びたようだ(もちろん、小説の中での話)。
あくまでも「小説」(仮想)のはなし。

編集 ojisaninomoide : もしかしたら、鳥を捕まえ、山芋を掘って、ちじみを焼いていたのかも・・・。
編集 yuma : 今の時代だと収入なければ餓死でしょうね。ちぢみ食べてサワー飲んで幸せ。