妻の傘寿
家内は私と6才違うから、6年早く節目が来る。今日がこれである。

昨日一日早く、赤飯を知り合いの和菓子舗に頼んで作った。限られた知り合いにだけ貰っていただいた。

心配かけるのが否だから「内々に祝い事があったおすそ分け」と言ってお渡しした。

年の変わり目には騒がないことにしている我々夫婦である。
還暦、古希、喜寿を共に過ぎた。

いつの間にか過ぎたと言うのが当たっている。病気もたいしたことも無く、入院や手術とは無縁で過ぎた。

健康に恵まれた二人である。昨夜、婿のチョコレートと赤飯を娘に渡した。

娘には傘寿のことは言っておいた。「あ、そう」が返事だったと聞く。

何時の場合も、騒がないのがしきたりだから、当然ではある。私には不要だが、母親には何らかの感謝の言葉だけは欲しいものである。