猛暑続く
熱帯夜と真夏日が続いている。展覧会の後援名義使用願いと授賞願いを昨日関係官庁へ郵送した。

その連絡が午後続いて来た。賞状につく楯やカップの賞名の刻印の確認である。

恒例行事だから、問題なく許可は下りるのだが、担当者は変わるから、必ず、確認を下さる。

トロフィーの大きいもの、立派なブロンズと有り難い副賞である。

東京時代を思い出していた。東京都知事賞をお願いするに当たり、担当者の女性が何度足を運んだか知らない。

遂に、私が名古屋から出向いた。いじめられていると聞いたからである。

行って、驚いた。話が大分違うのである。役所の文書、書式にはある程度の決まりがあり、それが整わないと前に進まない。

それが出来ないで担当の役人さんに迷惑をかけていたことを知った。

これから当分私が来ますというと、喜んでくれて、以来、何年か担当者に任せず、自分で上京した。

国、都は二つと、同時にするべきことがあるから、それも消化した。

三権の長だからと、衆議院議長賞と参議院議長賞を頂くことにしたのはそのときであった。

変な賂は私は嫌いだから、直接お願いして頂いた。参議院では議員さんの紹介名刺が必要で、そのときお世話になったのが東京の今回落選の保坂議員だった。

何の抵抗もなく、条件もなく、名刺を書いて下さった。

図らずも、その何年か後、深谷先生の旅行会でお目にかかる機会を何度か得て、浴衣姿でツーショットも残している。

地元のために、本当によく活躍、面倒を見た先生だけに、今度の落選はショックであった。

東京都も担当者が偉くなって、奥の机になっても、こちらへ手を振ってくれる関係にまでなった。

嬉しいことに、当時の知事が青島さんで、稲門の仲間でもあったから、私は大切にしてもらうことになった。

学閥の恩恵を受けたのであった。