風来坊さんからのポエムですよぉ♪
     「幻」


竹の三節にも足りなき子が
竹林のしじまを歩く

たゆとうように歩くその目には
涙が光る・・なぜ?

それは行く道をなくした幼き涙か
それとも・・

そこにはぬくもりは無く
ただ生きる力だけがある

命の力・・憧れで畏れ
人は命にその二つを見るもの

その子が空を見上げる時
さわさわと竹たちが語りだす

青き影に抱かれし心は
静かにぬくもりを取り戻す