2004 03/01 23:46
Category : 日記
「ふたり」
そこはまるで時の止まったような場所
僕は水面を見つめ続ける
古い木に長くとどまった木の葉が
役目を静かに終えて
動かぬ時を刻む沼にその身を落とす
水はそっとその体を受け止める
「お疲れさま」
優しい声が聞こえるよう
底から顔を出すフナの群れ
知らない顔をして
でもその周りを歩むよう
風?
不意に吹いたその力に
誘われるように流れる木の葉
どこへ行くの?
冬の日差しに誘われて生まれたのか
季節外れのちょうちょが
身を木の葉にゆだねる
「一緒にいっていいかしら?」
流れる 流れる
時を越えて流れる
もはや離れる事もなく離す事もなく
陽射しだけが彼等を見つめる
そこはまるで時の止まったような場所
僕は水面を見つめ続ける
古い木に長くとどまった木の葉が
役目を静かに終えて
動かぬ時を刻む沼にその身を落とす
水はそっとその体を受け止める
「お疲れさま」
優しい声が聞こえるよう
底から顔を出すフナの群れ
知らない顔をして
でもその周りを歩むよう
風?
不意に吹いたその力に
誘われるように流れる木の葉
どこへ行くの?
冬の日差しに誘われて生まれたのか
季節外れのちょうちょが
身を木の葉にゆだねる
「一緒にいっていいかしら?」
流れる 流れる
時を越えて流れる
もはや離れる事もなく離す事もなく
陽射しだけが彼等を見つめる