おとなの詩集 秋の夜長編
1.答案用紙に
  今は答えたくないって
  書いてみたいなぁー


2.もう二度と君には逢わないと
  熟慮のうえ結論を出した
  ちょうどその時君からの携帯
  僕はすぐに逢おうって口走っている
  僕は自分の意志のかたさの程を知った


3.訳もなく窓に積もる枯れ葉が
  冷たくしっとりと濡れているのは
  このうつろな天上より降りてくる
  夜露のためだけではありません
  貴方だけには
  本当の理由を知っていて欲しい
  貴方だけには。。。


4.誰の落し物なんだろう
  記憶から置き去りにされたその指輪
  淋しく光っている 
  ひとりぼっちで
  あれっ 君と同じイニシャルが刻まれてる
  そう言えば君はさっき怒って帰って行った
  何かを捨てて
  ん!そうなの?
  てことは この指輪は。。。
  置き去りにされたのは
  ひとりぼっちのこの僕だった


5.笑顔
  そう 笑顔
  ぜったい笑顔さ
  明日のために笑顔
  鏡に向かって笑顔
  そう 君に逢う時の 笑顔の練習を
  ん!?