都会のユウウツ
カフェの窓越しに

アルミ缶をあつめて運ぶ人をみる

少なくとも

あの人のほうが

ずっと社会に役立っている

そう 後ろめたさを感じつつ

アイス珈琲を口にはこぶ

こういうのって

自分の存在が

氷のように溶けて

味わいのない液体になっちゃうみたいな

そういう感覚なんだよね