おとなの詩集  恋愛変?
1.にーげーたー彼女にゃー
  未練はなーいーがー

  試練が残るぞーーー!!!おいらには


2.ぼくは こうは見えても
  しあわせですよ
  そうだそうだ
  ぼくはきっと しあわせすぎて
  それがわかんないくらいなんだ
  ふーーっ
  

3.電話のベルがなった
  どんなに待ったか
  彼女はきっとおそるおそるかけている
  ぼくがまだ怒っていると思っているはずだ
  ぼくはそんなんじゃないって
  どっちかって言うと草食系
  怒れない性格なんだ
  あっそうだぁ
  ダメェー!あやまっても!って驚かせよう

  「もしもし」 やっぱり女の子からだ☆
  やさしく!  「はい もしもし♪」
  「あのぅ」  おっ やっぱあやまる気だ
  「なんだい?」 最初はとぼけてっと
  「英会話にご関心ありますかぁ?」
  (へっ 彼女じゃない!)
  テメェー!こんな時に あやまれーっ!


4.ぼくは落ち込まない人間なんだ
  どんなにつらいことがあったって
  全然 平気なんだ
  どうしてこんなにぼくは強いんだろう
  
  「もう 冷めちゃったわよー ごはん!」

  ばかやろう!ごはんは嫌いなだけだ
  グ〜


5.また電話だ
  政府はこんなしつこい勧誘を
  放置してよいのか
  おれが成敗してやる!
  
  「もしもし…」
  やっぱ勧誘だ!
  「いいかげんにしろっ!」
  さぁ どうだ ビビッたか
  「ひ ひどい!
   あやまるつもりだったのに…」プツッ
  「も もしもーし…」
  なんなの こういうのって


6.ぼくは動揺している
  はっきり認めよう
  このまま電話しても メールをうっても
  ぼくの言いたいことは君には届かない
  いまなら手紙が何とか間に合いそうだ
  ぼくの手書きの字ならきっと伝わる
  偶然にも一枚だけ彼女に出せそうな
  きれいな便箋がある
  よーし 伝えるぞ 待っていろよ
  ええっと そうだ
  最初から大胆にいこう
  
  〒{ ずっと君を変しいと思ってる}
  
  ん?


7.海辺にひとり来た
  なぜかそうやって
  こころを潮風にさらしてみたかった
  もう一度チャンスはくるはずだ
  いままでそんな風な気持ちになった時
  かならずと言ってよいほど
  思ったことが起こるんだ
  ぼくは 波の引いた砂の上を歩く
  あっ 携帯が鳴っている
  彼女だ 液晶表示が示した
  やはり 起こった!
  そうして波がうちよせ ぼくの靴をつつむ
  あっと飛び上がる
  携帯も飛び上がる
  やはり起こった
  やはりおっこった
  いつも そういうことが起きてしまう
  君もそう思ったんだろう