たしかに そう云われれば名月…
帰路 空を見上げる
京都広沢池では 観月会とか

朝の雨も忘れさせるような明るい月
夜色の雲を 少々周辺にたずさえて
悠々と名月で 名乗りをあげている

独特の表面の影絵をしたがえて
堂々の 世間のあれやこれやを照らす月よ
まだ 天をゆっくり渡るんだろう
私の夢の最中も
明るく照らしておくれ
そうして 少しでも いい夢を見させておくれ