帰り道は おぼろ月夜
もやもやと 
自分をあらわすかのような月の姿…
今日の表現は それで おわりだと思っていた
ところが
帰ってから 一仕事も二仕事も
待ち受けていたのだ
自分はそういう調整役としての
存在性があるのかと
いま ほっとしている
もちろん まだまだ いろんな波があり
溜息は続くのだが
ひとの気持ちを察しながら
何人もの おもわくや おもいいれを
ひとつの方向にまとめるのは
おぼろ月夜の輪郭を
まるでくっきり書いて見せるほどに
難しいものであるし
それ故に やりがいのあるものでもある