アルコール臭のあたまで考えること
ベランダからの心地よい風

シャワーを浴びて

そのまま バスタオルを腰に巻いて

チェア−にすわる

街のあかりの数だけ

いろんなことがあった

もうじき ひとつひとつ

音もなく消えてゆく

何事もなく

そう 何事もなかったかのように

すっと 夜のブラックに染められる

あぁ 簡単じゃないか

そんなに簡単に染められるんなら

欲しいよ そのブラック ……