今日 現場の橋の下をゆっくり通り抜けた
いままで通ったことのない道
なぜ この道に来たのか
問うこともなく
花を手向ける訳でもないのだが
来た
見ておきたかった
僕は社会派の日記を書いてるのでは
ないから 普通 コメントしない
でも 腹が立った
何かに
分かり切ってるのに
放っておいてるおとなのいい加減さ
無責任さ
ここだけじゃなく
あふれている
誰かが処分されるだけで
これは幕を閉じる
そんな 事実がいっぱい溜まってくる
目をそらしたくない
そういう思いだった
たぶん
僕もおとなだ
遠くにいても
なにか責任を感じる
誰が見ても そこには一本の橋しかない
迂回を思いつく道などない
言い訳できない風景だった
あの子達は
いまだに あの圧迫の意味が
分からないでいる
彼らは 身を呈して
何かを訴えてくれたのさと
そんな風に割り切るには
時間がまだ足りない
花が多く捧げられていた
ひっそりとした 何事もないような海岸
夏のジリジリした日差し
どんな言い訳があるんだ…