笹舟に乗って
風の吹くまま

気の向くまま

人生の海原を

さすらう

深いところには

どこかに向いて

海流が流れているのだろう

でも この笹舟の浮かぶ

おだやかな波間には

しずかな波音と

涼しげな風が漂っているだけである

そのなかで

自分の魂が

ゆらりゆらりと

揺られつづけている