もやのなかに つつまれて
精霊たちは 森に散らばっていった

それぞれの夢をたずさえて

ちいさな瞳で ある森に訪れる

名も知らぬ生き物に 何かを

分けて与えてやろうと

何十年も 何百年も ずっと そっと