diary

泣かせてしまったね
君の気持ちを知っていたから
ちょっと心配してたんだけど

でも
もし君から
『グレイ、元気？』
なんて訊かれても、俺は不器用だから
きっとどう答えていいかわからなくなる

俺はウソやごまかしはヘタ
もう一人の気にしてくれてる人にも正直に話したことだから
やっぱりありのままを書いてやることしか
俺にはできなかったんだ

君は謝る必要なんか、ゼンゼンないんだよ
これは運命だから、誰にも変えられないことだったんだ
きっと空の上で
母猫と仲良く暮らしてるに違いない

悲しんでくれて、ありがとう

君の涙は

あの仔猫には充分な贈り物さ



※キザだと思わば思え！
※お断りはしてあります

グレイの仔猫は、お星様になったよ

昨日の月曜日
･･･そういえば、親猫が轢かれたのも、月曜日だった･･･
仔猫は会社の前の国道で、無残な姿で発見された
なんで国道の向こうに行こうとしたのか
わかるものがいる筈もない

俺は、仔猫のために結構よくやっていたと思っていた
近所の人や知人友人、会社のお客や取引先にまでお願いしたし
サイトに来る人に、仔猫を貰ってくれと迫ったりもした
里親サイトに登録したり
心ある方の好意で、里親募集の広告を出してもらったりもした
しかし、これらはすべて自己弁護
たかが猫どもに、ここまで心をくだいてやっているのだという
詭弁と欺瞞に満ちた自己満足にすぎない

仔猫の最後の姿を見る日記に載せておきました
よかったら見てください

あれだけ猫を煙たがっていた社長が、母猫の時と同様
グチャグチャに踏み潰される前に亡骸を拾ってきて
それこそ猫の額ほどの庭の、木の下に埋めていた

これらのことは、真実を知ったら悲しむ人がいるので書けなかったけど

その人には知らせた　だから書く

俺が書いてやらないと
あのノラ猫達がこの世に存在した意味が見つからない

もうこれで

重い鉄の非常口の扉を、開けておいてやる必要も無くなった
シャッターを下まで閉めずに、仔猫が通れるほど開けておいてやる必要も
なくなった

夜、会社でパソを打つ俺を
プリンターの上でくつろぎながら見下ろす奴は
もういない

なんか、ようやく日記が復帰したようだな
でもって、俺も今帰還
会社へ

いくら大得意様とはいえ、週明けの月曜に、朝まで呑んでるのは
ちょっとまいるぜ
pm９時まで客が来てたのに、イキナリのお誘い
客を帰して２次会までお付き合い
若い衆を送り返して、こんな時間だ
寝たら死ぬし、更新もままならなかったので、起きて徹夜する

集まった中で、俺が一番の年上とはな
酔いつぶれの面倒、中締め、カネも出さなきゃならないし
最後までシャンとしてるのは辛いけど、若い奴らにゃまだ負けん
ベロベロでも、起つぜ（前にも書いたな）
別にヘンなことしてた訳じゃないよ

星が奇麗だ
真っ二つの半月に負けず輝く冬の大三角
北斗と獅子が背中合わせ
全天一のシリウスより明るい光を放つのは、惑星だろう

野辺山に雪が降るくらい寒い放射冷却の夜
酔いで麻痺した身体は、飽きもせず星を眺めたよ

グレイを見送るに相応しい夜空だ

文句つけること書いたら
日記が復帰してやがる！！！

まったく　どーなってんだ？　わからん！

おまけに昨日は更新もできやしなかった
どうなってるんだ
これがメンテナンス？冗談でしょ？

新人娘さん、車２台持ってていつもはラブ４でしか来ない
でも昨日、ＡＬＦＡに乗ってきた
デジカメ撮り損ねたので、今日もＡＬＦＡで来てくれるように頼んで、乗ってきてもらった
早速見る日記にアップしたよ
ちょっとお姉さん写っちゃったけど、いいよね

しかし、オンナは変身するもんだ
黒のスーツで来た時と、お出かけスタイルで来たときと
俺も同僚も、同一人物だとはゼンゼンわからなかった
この赤いＡＬＦＡをみて、やっと確認できたんだ

娘さん、事務処理能力はすごい
いつまでウチなんかにいてくれるかな？

寿退社、させてやりたいぜ

なんでこんなに重いんだ！？

eclatがメンテしてたせいで、昨日はまったく来ることができなかったよ

今日やっと来れるようになったけど
小錦くらい、重い

はよ帰ってＵ２０見よう

新人さんの話しばかりで恐縮だが
結構面白いので、今日も書く

Ｍ／Ｔ免許を昨日取得したばかりのカノジョ
さっそく今日、彼女に運転させ俺が横に乗ってお客へ配達に向かう

確かに恐がっていたが、仕事だから有無を言わせずケートラに押し込む
俺は強姦魔じゃないぜ

いやあ、エンストは当たり前
社長依頼の「栓抜き」に出会ってしまった
注※栓抜き＝スピードが出ず、後続車輌を従えて金魚のフン状態にしてしまうこと

まあ、免許とって２日目だからしょうがない
しかし、これじゃ当分配達はムリそうだ

二人だけの密室で、いろいろお話ししました
その中でひとつ嬉しいことを聞いた
年の離れた、年上が好きなんだって
ムフフ
つい悦んでしまうオレ

･･･イカン、きっと鼻の下が伸びているに違いない

前からいる娘、eri　22歳
ちょっとだけぽっちゃりで、巨乳、明るい車好き
独身男に限らず、客には結構な人気だ

そのeriが、新人が来てからどうやら対抗意識を燃やしている
相手はシットリお姉さん、上品で可憐でか細い
結婚願望の強いeriは、オトコの目が彼女に行かないよう
急に仕事に精を出し始めたように見える
電話もよくとるし、コンピュータ検索も進んでやるようになった
来客の注文もよく聞くし、雑用も進んでやる感じ

これはこれでいいことだが、卒なくこなせる新人さんにどこまで対抗できるか
お互い切磋琢磨し、向上心を持って仕事をしてくれることを祈るが
現実はそう簡単にいかないようだ

たとえば

マクドナルドに入ってみると、客は自分一人
正面のカウンターには女の子が二人
一人はぽっちゃりで可愛いカンジの子
もう一人はスラッとした美人系の子
二人とも声を揃えて、「いらっしゃいませ！」と元気な声とともに、深々とお辞儀
さあ、どっちへ向かう？

一日の来店客が、半々であれば問題ないが
６：４、または７：３、はては８：２くらいまで偏ったり
相手の子の方に列を作られて、自分の前は空いている・・・
なんてコトになったら、フツー女の子は引きこもって泣くだろう
相手が悪いわけじゃないのに、その子に恨みをいだいたり
邪魔に思ってイジワルしたりする
それが女の世界
オミズやってた人なら、痛いほどわかるだろう

俺の悩みは尽きないじゃん
頭いてぇ

来た来た、２４歳アルファ娘
アルファってなあに？ってか？
アルファロメオだよ、車の　ＡＬＦＡ-ＲＯＭＥＯ

訊いてみたら、３００万現金だって
当節のお嬢ちゃま、お金持ちでいらっしゃる
背は結構高いし、脚は細いし、声は小さく優しくて
横を通ると、ホンノリいい香り
・・・いいなあ
どー考えても、会社選び、間違っとらんか？

新人が来るといつも、みんなでこっそり賭けをする

いつまでもつか･･･

一日の人、一週間の人、一ヶ月の人
まあ、女子はだいたい３年持てばいい方
やっと覚えて、戦力になる頃、みんな辞めていく
どこの会社もそうなんかな？ウチだけかな

明らかにこの新入り女性社員を物色するために来店した若い整備工
約１０名
隣りの長野ニッサンなんか、若いヤツらがたくさんいるんだけど
きっと工場では
「おい、隣にカワイイコ、入ったぜ」
と情報が錯綜したに違いない
かわるがわるやって来ては、ちらっと横目でチェック
可愛いもんだぜ
もじもじしてる間に、御注文ありがとうござ〜い
店頭に座らせる女の子は、やっぱ可愛い子がいい？
さて、メモしとこ

�@勤務時間中の私用ケータイ電話・メールの禁止
�A社内・取引先との恋愛（特にＳＥＸ）禁止
�B営業車輌でのアオリ・幅寄せ・迷惑注射の禁止、及び譲りの励行
�C取引先個人に私用ケータイの電話番号・メルアド教えるの禁止
�Dお客と仲良くなって、朝までほっつき歩くの禁止
�E朝までＳＥＸの禁止（翌日が休業日はこの限りではない）
�F無断欠勤の禁止（当たり前だ）

これをどーやって説明すりゃいいだろ？
加えて、生理は重いのか軽いのか、生理痛はひどい方か
生理前後は気があらくなるのかどうかとか
どうやって聞けばいいんだ？
ここが難しいところ

そうだ、妻に聞かせりゃいいんだな
うんうん、そーしよー
これで解決
おわり

なんかこのところ、土日もない
仕事なんだか、見学なんだか、研修なんだか、遊びなんだか
よくわからんことで土日は動き回っている

人間関係も動きが多いし
人辞めるし
明日からまた新しい姉ちゃん来るし

気も身体も休まる暇がないな
しかし、それをグチっちゃあおしまいよ
ビンボー人は麦を食え！･･･もとい、ラーメンを食え！！！
ひたすら働くしかないぜ

ってことで、ハム太郎ヌードルの行きがかり上
激写★ﾐﾁｬﾀﾞﾒのラーメンを多少アップしました
ついでに、グレイ猫の近況もアップしました
おまけに生き物画像もあるよ

eclatが動かないから困ったもんだ
解析つけてる人で、俺が
「足跡を消して来た　いやらしい！」
なんて思わないでね
サーバートラブルで、足跡つかねえし
なんかヘンになってるんだもん

車ツウはブッとんだあと
とりあえず載せたけど
一週間待てど回答者ないし、グスン

グレイはえさ貰って、元気に走り回ってるし
もう帰ろ

自動車リサイクルセンターに見学に行ってきました
写真撮ったよ、１００枚も
ちょっとだけ、見る日記にアップしました
そのうち、詳しく本館にレポートします

２０００台／月の廃車を処理する、県下最大の解体工場
一日当たり、８０台
解体される車が、駐車場に所狭しと並んでいる
ディーラーが自動車メーカーの系列の垣根を越えて出資して出来た最新の工場
県中から毎日まいにち大量に持ち込まれる
その殆どが、まだ充分動く車
「え〜！？　この車、ゴミなの？」
と思うほどの高年式車も
あっという間にペッシャンコ

食うモノにも困っている国がある一方で
これだけの豪華なゴミが毎日処理される
インテグラ、９０マーク�U、ＪＡ１１ジムニー、Ｕ１３ブル
ＵＣＦ１１セルシオ、ＢＦ５レガシーツーリングワゴン、サイノスβ、１８０ＳＸ・・・etc

事故でベコベコになってれば、別に郷愁はないけれど
まだソックリ形があって、なおかつ動いて、中にはピカピカなのもある

その車がひとたび解体レーンに入ると
まず身体中の体液を抜きとられ
心臓や内臓や脳みそをえぐり取られ
血管や神経を引きずりだされ
手足を引きちぎられ
ペチャンコの鉄のＢＯＸにされ
野積みされる

次から次へ

使える内臓は、移植手術用に海外へ輸出される
その他上等の目玉、口、鼻、脳みそは分別され
中古部品市場へと放出される
ウチも、ソレを買っているクチだ

クルマ達の悲鳴が聞こえたような気がする
ああ、無情・・・

ビバリーヒルズとか、ＥＲとか、見てる人は結構いるだろうな

でも、不思議なのは、あのケリーと
ポケモンのさとしの声が、同じ人ってこと
松本梨花、だっけ？
ポケモンのテーマソングも歌ってるし
歌うめーな
う〜ん、わからん

こんな時間になって、脳みそ腐ってる
明日も出張だし
帰ろ

近頃、会社の人事変化があわただしい

来週から、女の子の入れ替えでまた新しい娘が来る

２４歳　o(^-^o)(o^-^)o

ＲＡＶ-４がマイカーかと思ったら、真っ赤な新しい
アルファロメオ
乗って来やがんの
近頃の娘はなに考えてんだか
それでいて、オートマ免許しかないっつーし
今、会社負担でマニュアル免許取らせてます

今日、小諸店で、配達のオッサンが店長とケンカして
辞めるってタンカ切って来た
一応なだめたが、社長はこのまま見過ごすようだ
だって６２歳と高齢な上に、小諸店は独身３人を含む５人がオトコばかり
そのおっさんは、まあいろいろ言いたくないけど
トラブルも多かったし
コレ幸いとばかりに、事務系の女子をいれたいようだ

今週初めから、妻も昼間だけ手伝うことになった
結局、手形や給料、支払いの面まで、俺一人でこれからやっていかなければならないが
とても手が回るはずがない
やっぱり、どこもそうだと思うけど
中小零細は結局とーちゃんかーちゃん経営だな

妻は、まあいろいろあって、オヤジ、つまり社長とは
２年ほどまったく会わなかった
ガキの行き来は俺がやってたけど
ま、どこの家庭も複雑な事情があるということだ
だから、妻が手伝うとはゆめゆめ思わなんだ

妻とオヤジと、社長と社員と
四方八方からサンドイッチにされてる状態
頭が重い

まあいいや
あんまり深く考えないようにしよう
なんとかなるだろ

遊び疲れた３日間
移動しました新幹線
週の始まり五十日で
朝から晩まで忙しい

夜更かしアップの２連チャン
フリーズしました、動いてプリーズ！
グレーはエサくれにゃんにゃん鳴くし
俺は疲れた帰って寝るぞ

おわり

佐藤琢磨君、まずは入賞おめでとー！！！

最後、シューマッハが流しにかかって琢磨の後ろに張り付き
琢磨は同一周回でまわったので
ややこしい説明になるから省くが、皆がチェッカーを受けた後
コース上には琢磨一人
ラストの周回、彼がいるところ旗がスタンドから振られ
１５万大観衆のウェーブを引き連れてのウイニング・ラン

いやあ、おしっこチビリそうだった

１０年程前、アグリが３位になった時も興奮したが
あれはある意味、あれよあれよでなったので
スゲーとは思ったが、ドキドキするような感じではなかった
それ程好きな選手でもなかったし
第一自由席みたいな視界の悪いところで、よく見えなかったし
それでも俺も一生懸命、小旗を振ったが

今回はちょっと違う

琢磨は、アグリやシューマッハやセナのような英才教育はまったく受けていない
大学の頃に転進して、実力一本でＦ３で優勝した逞しき雑草だ

にこやかで、チビで、どこにでもいる気のいいあんちゃんに見えるヤツ
Ｆ１ドライバーの肩書きがなかったら、一生童貞かもしれない
決してオンナにモテそうもないし
しかし、ルーキーイヤーでポイントをゲットした日本人ドライバーは
かつてナカジマしかいなかった

俺はヤツを応援していたから
レース中はハラハラドキドキワクワクと興奮の連続で
いわゆるイキっぱなし状態
この時ばかりはオンナなんかメじゃなかったぜ
(とかイイながら、ちゃんとレースクイーン撮ってる俺は誰だ？)

不景気で明るい未来の展望も無いこの冷え切ったご時世
サイコーにスカっとしたぜ！
３日間、天気もサイコー！
ホテルも食事もサイコー！

俺はオンナのことは書いても、オトコのことはまず書かない
それだけで、俺がいかに彼を押してるかっつーことがわかるであろう

ちょっと触れとかなきゃ
ホンダ様ご招待御一行、日本全国から総勢２４０名、トヨタご招待組と鉢合わせ
旗の大きさと数で、こっちの方が勝ってたな
トヨタも応援してるんだけど、便宜上ミカ・サロ頑張れとは云えなんだ

しかし、こういうホテル⇒宴会⇒お楽しみコースは
昔からお年を召した社長さん達が喜んで行くのであるが
さすがにこの企画には若いヤツらばっかり
呑んでても、気兼ねないから楽しかったよ

一つだけ悔いが残るのは
歓楽街へ行きそびれちゃったことだな

いろいろなところに写真アップしたから見とくれ！
マシンその他は、本館の「Topix」に詳しく載せました

ヨロシク！

明日から　Ｆ1日本グランプリ最終戦を観に
鈴鹿へ行ってきます
でも、初日は滋賀の大津で、３日目は名古屋泊なんだけど
もしネカフェでもあれば更新するけど、どうだろね？

ネコのエサヤリは妻とガキがやってくれるからご心配なく
（誰に言ってんだ？）

いい写真が撮れれば載せるぜ

では、そゆコトで

「にゃおおん！！」


ビクッとして起ってみると、カウンターの向こうでグレーがこちらを見ている

身体は小さいけど、鳴き声がこんなに大きいとは知らなんだ
エサの催促だと思うんだけど、エサはかごの中に置いてある
けど、こいつは入らない
シロとクロを見て、さすがに学習してしまったようだ

何度かかごの側まで来るんだけれど、俺と目が合うとすばやく身を引く
そして、また鳴く
俺も辛抱強く待ったが、どうにもらちがあかない
こいつの我慢強さには、負けた
腹へってんだろうに、ゼッタイに入らない
俺はかごからエサを出し、傍らに置いた

俺が離れると、ガッツクこと！
お前の空腹はよくわかる
俺もそうだから

あ〜、どうすんべ？
明日から俺は留守にするし
ガキどもにエサヤリ当番させるか

「にゃんで、あんなトコにエサがあるんだ？」
「やめにゃよクロちゃん！　ありゃ、罠だよ」
「でも、腹減ったしにゃぁ」
「きのう、シロちゃんもあの手で捕まったじゃん？危にゃいよ」

俺の横に置いてあるネコかごの前にたたずむ２匹
昨日と同じように、中にはエサが入っている

ガキどもは、うるさいだけで役にたたないから、今日は呼んでない
俺だけで捕まえるつもりだ

「よし、おいらは決めた。たとえ捕まっても、食うぞ　むしゃむしゃ」
「知〜らにゃいよ」

ぱたん

フタが閉まる音

「やっぱりな、フッ」

こうして、クロだけは簡単に確保できた
どうしても、クロとグレーは一緒に入らないから
仕方なく、グレーは力づくでつかまえるしかない

クロは、昨日のシロとうって変わって、おとなしい
諦めか？　悟りの境地か？
グレーは遠くから心配そうにこちらを見ている

事務所の入口をダンボールで隠し、追い込みに人数が必要なのでガキどもを呼んだ
４人で追っかけまわすこと３０分
とうとうグレーに逃げられてやんの

届け先の更埴はここから一時間はかかるので、グレーはまた明日にでもして
遅くならないうちに、クロだけでも配達することにした

pm１０:００、取引先の兄さんと会い、無事クロを渡すことが出来たよ
「大事にしてね」ウチの♂ガキ
「はいはい、大丈夫だからね」兄さん

クロは一番なついていたし、肝が据わっているから、きっと大丈夫だろう

俺だけ会社に戻り、残務整理の続きをしていると、グレーが現れた

「アオ〜ん　にゃお〜ん」

俺を遠くに確認しながら、兄弟達を探している
なんともいえない哀しそうな鳴き声

グレーよ、とうとうお前は一人ぼっちになってしまったな

皆が帰って静かになる７時頃
猫たちはいつものようにひっそりとあらわれる

今日はシロを捕まえて、お姐チャンのところに届けなければならないので
夜、妻とガキ２匹を応援に来させた
ところが、お客が来るくる
７時に一人、８時に一人、９時に２人

最後の客が帰ったのが９時半
その間、ガキどもはネコを追いかけてドタバタ
虫取り網で捕まえようってのが、いかにもガキの発想らしい
客はいいメイワクだったろう

結局ネコは二階のゴッタクに隠れてしまったので
捕まえることはほぼ不可能
今日は諦めるよう言い含めて、ガキどもはしぶしぶ妻と帰っていった

うるさいのがいなくなると
猫たちはまたやって来た
これ以上遅くなると、女の子の家へ夜中に届けるのもはばかられる
うまくいくかどうかわからなかったが
ネコのかごの中にエサをおいて、しばし様子を見ることにした

最初、クロが入り、食べ終わって出てきた
次に、シロが入った

今だ！　ってんで、靴下になって足跡を消し
死角から近づいてパタっとフタを閉めた
うまくいったぜ

「ニャンダ！？」

その後のシロの暴れ方といったら
ネコかごが壊れるかと思うくらい、ドタバタして
「ニャ〜ゴ！」「フギー！」「アオン！」
と騒ぎつづけた
そばで心配そうにクロとグレーが見ている
こんな時にも写真は撮ったぜ

俺はすばやく用意して車に乗り込み、無事に送り届けた

会社に戻ると、２匹が出てきて、俺を恨めしそうに見ている
そんな目で俺を見るな
俺はいたたまれなくなり、特製ネコじゃらしで一生懸命じゃらした
本能とは哀れなもの
猫たちはつられて、ついじゃれ始める
これにて今日の任務完了

あ〜、イヤな役だ

別れとは、突然やってくるもの

シロに貰い手が現れた

なんてこたーない、ウチの姐チャンだ
会社を辞める前に、ネコを一匹だけ貰っていってくれるという
ネコは大好きで何匹も飼ったことがあるというが
この間死んでしまってからは、躊躇していたそうだ
きっと大事にしてくれるに違いない

ということで、かごと特製ねこじゃらしはお姐チャンが用意してくれることになった
しかし、あの半ノラですばしこく用心深いシロが
そう簡単に捕まるものだろうか？
それに、昼間はとても仕事が忙しくて捕獲する時間なんてないし
だいたいいつも夜、俺一人になってから出てくるので
俺が一人で捕まえて、配達しなくてはならない
それはとても難しいので、妻にガキ２匹
応援に来させよう
ガキもネコとバイバイしたいだろうし


決まる時は、決まるもんだ
ウチに出入りしている取引先の兄さんが
後の２匹をまとめて面倒みてくれるといってくれた
俺はめいっぱい、クロとグレーの愛嬌あるところを強調し
是非ヨロシクとお願いした

一日に全部はムリだ
捕まえるのだって大変だし
姐チャンちは近いからいいとして
彼の家は、更埴市･･･つまり佐久市からは高速乗っても１時間はかかる
なので、お姐チャンのかごが空いたら
クロとグレーを捕まえて配達することで合意した

会社のみんなもホッとしたし
いわゆる、その、ラブリーな社長さんも喜んでくれた

でも、俺は

修羅場を覚悟しなければ
なにより

ちょっと淋しいぜ

昔、むか〜しのお話し

妻がガキを生んだとたん
それまでどんなに吸ってもでなかったおっぱいが
噴出すように出てきた
不思議なこともあるもんだ

しばらくは搾乳機が大活躍
いやあ、あれはなかなか面白かった
哺乳瓶は片方のオッパイでイッパイになり
もったいないけど、飲み残しは棄てていた

とにかく、出る
出ない人もいるそうだが、ウチのはホントによく出た

夜、寝る時には、さっきあれほど搾り出したのにもう張っている
結構苦しそうだ

俺は思わず、吸ってやった
一度、味わってみたいとも思っていたし
辛そうでかわいそうだったからだ

アレを吸うには、結構コツがいる
ただ吸っていたんじゃ出がイマイチ
ネコもみもみの要領で、もみながら吸うと
勝手に口の中に飛び出してくるのさ

おっぱいが張って苦しい奥さん
御主人が吸ってくれないんなら
吸出しプロの俺んトコにおいで
げっぷが出るまで吸ってやるぜ
(本当に来たら、どないすんだ)

母乳は、な〜んとも云えないお味
ちょっぴり甘くて、生暖かい
おなかがタプタプになるほど飲んでも、まだ出る
終わりが無い
これ以上飲むと、ちょっとお腹の調子が心配だなあ、という頃に
ガキが泣き出すのさ

おっぱい返せってね

たくさん出るから、ミルク風呂にも入ったよ
いや〜、懐かしいな
入浴剤いらないし、絞ればいくらでも濃くなるし
天然成分でお肌にもイイ筈だし
今考えてみると、なんて贅沢なことをしていたんだ

きっと、どの家庭も同じようなことをしているに違いない
だのに、誰も書かないのは何故だ？
よし、じゃあ俺が書いてやろう
書いた

昔に戻って、もう一度ミルクを吸ってみたいものだな
これから結婚する人、赤ちゃんを生むご家庭が
羨ましい

母ちゃんのオッパイを、二度飲めること
コレだけが男に残された、唯一の幸せなのかも知れない

なんでこんなハナシになったんだ？

久々に、「あなたも車ツウ」を更新できた
今度ぶっ飛んだら、文句云ってやる！

ところで、休みの日もネコのエサヤリに出勤せねばならない
ガキは喜んでついてくるし
必殺ネコじゃらしを作ったから、それでネコと遊ぶという

かわいいじゃねえか
親ねずみの後ろに子ねずみ３匹
思わず見る日記に載せてしまった
単なる親バカか？

今日、新しい子が面接に来た

この間の子は、２ヶ月の試用期間を経て
辞めることになった
忙しすぎて、とてもついていけないそうだ
仕方なく、いつものごとく職安に求人出したら
翌日にもう連絡が来たんだ

さすがに、今度の子は「まんてん」と言う名前ではなかった
(この意味がわかる人は少ないだろうな)

社長が稲刈りで留守だったので、しばらくの間俺が応対した
俺の中で、結論は、合格
だって、そこそこ可愛いんだもん
２４歳だし
パソもできるし

社長が戻ってからタッチしたが
その子がＡ／Ｔ免許なのでちょっとだけ引っかかった
ウチにはマニュアルの営業車しかないからね
どうもその後の話しで
会社で半分カネを出すから、取引のある教習所でＭ／Ｔ免許を取れば
ＯＫのようだ

しかし

免許を取ってもらってすぐ
「私、辞めます」
なんてことになったら、どーすんだ？
カネ返せってか？

なに、カネがない
なら、カラダで返せ！
女はいいなあ
究極の方法があって


だんだん、アブナイ人間になっていくような気がする

自動車関係に限らず、総ての産業・職種・業種において
一番大切なもの、必要なものとは、いったい何だ？

顧客ニーズにあった新製品の開発能力か？
時代の流れによって変化するライフスタイルに沿った商品か？
嗜好や本能をくすぐり、生活をより楽しくする施設か？
他と差別化する企画力か？
ライバルを圧倒する資本力・設備力・販売力か？
絶対的な信用を得るキャッシュフローか？
老舗といわれるだけの長期の歴史と伝統か？
奇麗で可愛くてスタイルがよくてフェロモンタップリの独身女性社員を多く抱えることか？

俺はひと言でいいたい
「情報」である、と
これはなにも、コンピュータ化が進んでるとかいうことじゃない

ひらたく云っちゃえば、「知っている」か「知らない」かということだ

自分の会社にたいした力が無くても
何処に行けば安く買えるか、設備が充実しているのはどこか
流通ルートで最も適した方法はどれか
この方面の開発能力の高い会社はどこであるか
借入金の多い危険な取引先はあるか
どの銀行が一番運転資金を借りやすいか
電子カタログのどこにどの部品が掲載されているか
今日発注するといつが納期日になるか
在庫の回転率の高い商品はどれか
どの会社に独身のカワイ子ちゃんが多くいるか
不倫している女子社員は誰だとか

要するに
知っていれば、何も自分の会社にその能力がなくても
外注やアウトソ−シングすることによって
高い利益確保や人件費の圧縮、過剰な設備投資等をしなくて済む
リスクの高い販売を事前に回避できるし
カワイ子ちゃんがいる会社での男性社員の滞在時間の長さも把握できるし
知らなければ、高い仕入れをしていたり、販売機会を失ったり、婚期を逃したり
営業成績があがらない
社員の士気があがらない

ＳＯＨＯがはやっているが、まさに彼らは情報をお金にするし
小さい会社でも利益を大きく稼ぐことができる

一般の人は、例えば自動車部品一つとっても
その部品がどこについているか、どういう働きを司っているか
車の調子が悪いのはその部品のせいなのか、それとも他に原因があるのか
その部品はいくらするのか、同時交換に必要な部品はどのくらいあるか
作業時間はどのくらいで、何日の入院が必要なのか、それとも簡単な作業なのか
全部で総額いくらかかるのか

整備や鈑金をやったことが無い限り、そうそうわかるものではない
だから、修理工はお金をもらえるのさ

世にいう、おばちゃんの井戸端会議
あの綿密にして深遠なる情報交換の　How　toは
いつの世でも時代の最先端を走っているスタイルなのさ

親ネコのすることを見ていたわけでもないだろうに
親ネコのいない今、仔猫が同じところにいる

トヨタコンピュータの、プリンターの上
お気に入りらしい
俺を見下ろしつつ、転寝なんぞを呑気にしていたりする

ただ撮っただけ
見る日記にあるよ

オトシたい女の子がいる人は
（別に、オトシたいオトコでもいいんだけど）
その子が金欠になった時を狙うべし

ちょっと困っている時、気前よくお金を貸してあげる
「どうもありがとう　助かったわ」
「いえいえ、どういたしまして」
このとき、必ず一言付け加えるのさ
「返すのはいつでもいいからね　なんなら、カラダで返してもらってもいいよ」

※このセリフを、いかに冗談ぽく、女の子をシラケさせないで
云えるかが、ミソ！

「(怒)　そんなこと云う人とは思わなかった　コレ返します！」
あちゃ〜、こりゃだめだよ
もう脈はないと思って諦めたほうがいい

「(笑)　なに云ってんのよ　ちゃんと返しますからね　ザンネンでした〜」
とくれば、ＯＫ！
多分、９割の確立でお金を返してくるだろう
でも、残りの１割は…

たとえお金が返ってこなくても、その１割の可能性は
追求するに値する
そして
もっと脈がある場合は
その子がワザとお金を返さないってことも…

ちなみに、俺は今までに貸し倒れが２件
現実は淋しいものさ

俺はラーメン
安くて決して御馳走ではないが、庶民的で結構根強い人気があるんだぜ

カノジョはカレーライス
甘い子供味のバーモントで、こちらも誰からも愛される人気者

俺はカレーが好きだし、カノジョはラーメンが好きだったから
たちまち二人はフォーリン　ラヴ♪
＃レッツ　kiss♪
♭ホールドMe　タイト♪
＆メイキン　Love　トゥ　オンリィ　ユウ〜♪

結婚してからというもの
俺はカレーを、カノジョはラーメンを食う毎日
ビンボーな二人だったが、それはそれは幸せだった

やがて二人に子供ができた
そう、カレーラーメン
二人の愛の結晶がうまれると、やがて妻はカレーラーメンに熱中するようになった

ないがしろにされたラーメンは、だんだんカレーに飽きてきた
でも、この国の法律では
一度食べ物を決めたら、それを食べつづけなくてはいけない
だから、ラーメンはカレーにアレンジを要望した
「たまには醤油味ってのはどう？」
「ヤダ」
「昆布だしも、結構いけるぜ」
「ゲテモノ」
「とうがらし入りのピリ辛風は、ダメ？」
「ヘンタイ！」
「たまには、カレーの方にライスを入れるってのは、どう？」
「そんな恥かしいこと、できるわけないじゃない！」

俺はしかたなく、イケナイこととは承知の上で
かねてから食べてみたいと思っていた
うどんにアタックを開始した
うどんはラーメンをあまり好きではなかったが
結婚前は何を食べても、誰に食べられてもいいことになっていたので
ラーメンにクドかれるまま、食べられてしまった

うどんはまた新鮮で、美味かった
こうして、ラーメンはカレーに隠れて
こっそりと時々うどんを食べに行くようになるのである

ある日のこと
「あなた、他所で何か食べてきたでしょ？」
カレーの追求にあい、うろたえるラーメン
「そんなこと、ないぜ」
「なら、あたしを食べなさい！　食べられるでしょ？」
「お、おう　勿論だ　いっただっきま〜す」
やっとのことで、カレーを平らげたラーメン
もう限界だ

「まだよ　もう一杯、おかわりよ」
「げ！？」
こうなりゃ、ヤケだ
カレーの疑いを晴らすため、タップリの２杯目を根性で平らげる
苦しい　体力の限界だ　

でも、カレーは実は気づいていたようだ
それからというもの
バーモント一辺倒を見直し
カレーうどん、カレーそば、シーフード、激辛、和風、インド風に
少しずつチャレンジするようになった
この変化にラーメンも喜び、自らも
ミソ、しょうゆ、塩、とんこつとレパートリーを増やし
小道具もねぎ、わかめ、煮卵、厚切りチャーシューと
バラエティも変化に富んだものとなっていった
カレーは、最初はイヤなものもあったが、だんだん慣らされるまま
そんなラーメンにはまっていった

それ以降、お互いを食べ飽きることはなかったとさ
Ｔｈｅ　ＥＮＤ

一体なんなんだ？
深読みすんなよ