「父子十手捕物日記 門出の陽射し」鈴木栄治 徳間文庫
「父子十手捕物日記 門出の陽射し」鈴木栄治 徳間文庫
ISBN978-4-19-892963-3

父親(丈右衛門)は引退。
屋敷を出て(息子の祝言の3日前に深川に転居)、
人捜し、探索の仕事を始めた。

息子(文之介)は、お春さんと新婚生活。

しかし、父親も『新婚』らしい。
おくさん(お知佳)は娘(お勢)を背中に負ぶっている。
小説の中に、
「血はつながっていない」「連れ子」という言葉が出てくるから、
再婚らしい。

さて、この二人、剣豪というわけではない。
奉行所の有能な捜査官である(父は退職。息子が後を継いだ)。

この二人が事件を追い、犯人を逮捕する。

この二組の夫婦の周りに、愉快な人たちがたくさん出てくる。
下町人情話である。

美味しいかまぼこ。美味しい豆腐。
食べ物の話もたのしい。おいしいうどん屋も出てくる。

江戸の下町のたのしい物語。
探偵モノ(捕物)だけど、とても明るく楽しい話です。



(まだ)のんびりお昼まで咲いています。
2012-09-24.


編集 ojisaninomoide : 時代劇、テレビは少なくなりましたが、小説ならいつでも楽しめます■これは白でした。今年は白が多いのかもしれません。
編集 yuma : 時代劇の楽しいのもいいですね~朝顔、白?ピンクかかってるようにも見えるけど
編集 ojisaninomoide : そうですね。そろそろ「読書の秋」ですね。
編集 テラマチ : 秋の季節に 時代劇は似合いますね