はんげしょう (半夏生)
今日(7/2)(旧6/2)は「はんげしょう」。

はんげしょう
 意味は、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ。
 七十二候の一つ「」(はんげしょうず)から作られた暦の日。
 昔の半夏生は、夏至から数えて11日目の日。

普通は「梅雨明け」ですよ、の意味かな。
農家にとっては大事な節目の日で、
この日までに田植えなどを終え、
この日から5日間は休みとする地方もあるそうです。
   七十二候、半夏生の次は小暑。
   小暑、今年は7月7日。19時42分。
   この日までお休みかな。
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 現在の半夏生は、
 黄経100度の点を太陽が通過する瞬間(を含む日)(今年は2日13時52分)。
 旧暦も現在も、だいたい 7月2日頃。
    ※夏至は黄経90度。今年の夏至は6月22日2時16分。
     太陽は1日に1度動くことにしよう。1年は360日。
     そう考えればわかりやすい。
     太陽は1年で360度回転します
     (太陽が動いていることにします。
      わかりやすいから)。
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七十二候・半夏生。読み方:はんげしょうず。
   二十四節気の夏至の末候
   (約15日間の終わりの約5日間)にあたり、
   だいたい、
   7月2日から7月6日までの5日間。季節は仲夏。

   陰暦で1年を72等分したものが
   七十二候で(約)5日の間隔。
   一候(約5日)の3倍が一気(約15日)。
   太陽が5度移動するごとに、七十二候がうつり変わります。

二十四気
          立春・雨水・啓蟄・
 春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・
 夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・
 秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・
 冬至・小寒・大寒

 立春から始まり、大寒で一年が終わります。
 春が始まりで、冬で終了。
 わかりやすいですね。
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夏至の最後の5日間が半夏生。
夏至の後は小暑。その後が大暑。
ふ~ぅ。暑くなりそうな名前だ。

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■ここからは植物のお話。

■半夏(烏柄杓)という薬草のお話(からすびしゃく)

■「カラスビシャク」
科名:サトイモ科/属名:ハンゲ属
和名:烏柄杓 
別名:ヘソクリ
学名:Pinellia ternata
日本全土の日の当たる畑、路傍、堤、川原など。
畑の中の雑草のひとつ。
漢名の半夏(はんげ)は、
夏の半ばに、カラスビシャクの花が開花するため。

半夏(はんげ)は、すぐれた鎮吐剤で、
吐き気を鎮める作用のほかに、
のどがはれて痛むときや、腸がゴロゴロ鳴って苦しいときにも
用いられるそうです。
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■はんげしょう (半夏生)
     別名 方白草(かたしろぐさ)  
        半化粧 
     葉の表だけが白く変わるので、片白草。
     葉の一部だけ白いので、半分だけ化粧。

  Saururus chinensis  
  多年草 
  どくだみ科はんげしょう属
  分布地 本州以南 丈1m以下 

  6~8月に開花  
  花は小さい。上部の葉が白くなる。
  葉の色の変化を楽しむ。湿地に生える。

  半夏生(七十二候の一つ)の時期に葉が白くなる。
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  半分化粧だなんて、ちょっと色っぽい・・・???かな?
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編集 ★おじさんin思い出★ : 72の季節のことば、なかなか 興味深いですね。 5日前は「菖蒲咲く」でした。植物が好きな人には 大切な指標ですね。
編集 yuma : そういえばハンゲショウを見に山に行ったことあります。今の季節かぁ・・