診療所閉鎖
親先生が病気で名古屋の医院を主に診察するようになったという。当地の新領事も元々、親先生でそのときもお世話になっていた。僧侶と医師をかけもつ偉い先生でした。

大正五年生まれの先生が今日まで現役だったのが不思議なくらいでした。

お兄さんは僧侶で寺の後継者となり、妹の先生があとをついでいたのでした。

私の作品も好んでいただいて、気に入ったのができると差し上げたりする仲でした。

名古屋ですから、遠くはないにしても何か寂しい気持ちになります。