朝から小雨
止み間なく降り続く。隣の孫達も静かである。私の仕事ははかどるが、首と肩が凝り出す。
テレビの二人のデカで肩をほぐす。染付けの特殊の絵付けの注文だが、目も肩も疲れる仕事である。
元銀行支店長がお礼の電話をしてくる。娘婿と二人の作品を送ったからだ。古瀬戸と白釉と長石釉の古典的な私の釉薬は初心者には勿体無いが、作品を良く見せるのは間違いない。
また今度お願いしたいという。
何日か前だったか、孫娘の友人が遊びに来たときに二人に粘土を与えた。そのときの作品も真っ白の釉薬でよい仕上がりだった。
その後何度か顔を合わせても母親はお礼を言うことを知らない。今様の母親だから、子供も登校拒否になるのかもしれない。
下校時に孫達と歩いていると小型車でパトロール中の校長さんと会った。「あっ!先生」と声を掛けて手を振る孫娘の明るさに嬉しくなった。