夏風邪
孫の友人が二人向かいのコーポにいる。一人は年長の男の子。もう一人は年中組みの女の子である。
今朝、娘がパートに出かけて間もなく、行ってみると、家内がまごの面倒を見ている。
テーブルには母親の作ったおにぎり、ふりかけをまぶしただけのものにコップ一杯のドリンク。
彼のこれが朝食である。時に我々の朝食を食べたがる彼に、最近注意して自分が用意する。果たして何日続くかは疑問だが、・・・
私の顔を見るなり「じいじ喉が痛いの」という。うがいしなさいと言うが、うがい薬がないという。常に紅茶を洗面所に供えている我が家に習おうとはしない。勿論、お茶はボトル者をダンボール単位で買うのだから、お湯を沸かしてお茶を入れるなどとは縁遠いことなのである。
現代の主婦はみなこんなものなのだろうか。早速我が家の洗面所に連れて行き、何度もうがいをさせた。
鼻の奥まで届かないときは、鼻から吸うことをやって見せた。子供には無理だろうが、滅多に風を引かない私の風邪予防の一つである。
出かけるときになって帽子がない。何時ものことだが、それをなくすために、玄関に子供の高さに帽子掛けを作ってやった。子供達はしばらく実行していた。
今朝は何故と聞くと「こんなの変だ」と母親が言ったと告げる。また帽子が床や台所の食卓の下に転がっている。
「頭に載せるものを下においてはいけないよ」と教えた私の躾けは守られない。