2月4日(火) 晴れ
今月号の「百万人の福音」に、
大好きな若谷さんの詩が掲載されてありましたので、転載いたしました。

母の粉雪

母の胸の内には 
さらさらと
雪が降っているのでしょう

ひっそりと白い道が一本
母はそこをひとり歩いて
思い出の中へ
帰っていくのでしょう


母の胸に雪が降るたび
母は可愛く幼くなって
細い首を
こけしみたいに振るのでしょう

ああ暖かくひそやかに
雪よつもれ
母の胸に

引き返せない白い道を
母の姿が小さくなる

--+ 若谷 和子 +--