7月25日(木) 曇りのち雨 台風接近中
最上のわざ

この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり
働きたいけれども休み
しゃべりたいけれども黙り
失望しそうなときに希望し
従順に、平静に、おのれの十字架をになう・・・。

若者が、元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、ねたまず
ひとのために働くよりも、謙虚に人の世話になり
弱って、もはや人のために役だたずとも
親切で柔和であること・・・。

老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために・・・。

おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば
それを謙虚に承諾するのだ。
 

神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。
それは祈りだ・・・。
手はなにもできない。けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために・・・。

すべてをなし終えたら、
臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と・・・。

---+ ヘルマン・ホイヴェルス「人生の秋に」(春秋社)より +---