コッポラは当然すごいけれど、その妻もすごいわけで…。
 昨日、また歯科医院に出かけました。
 実は、既に私の治療は終えており、母の治療になっておりました。
 私は車で送ったわけです。
 その間、外の駐車場…車の中で読んでいた本がこれ。






        

 ずっとアマゾンのカートの中に入れたり出したりしたのですが、やっと買いました。
 これが、面白かった。実に。
 全部読んだわけじゃないですよ。待っている間の読書ですから。
 立花隆が、なぜ、この映画についてこんなに語っているかという理由は

  この映画が史上最も特異的に面白い作品だと思っているからである。

 とあっさり延べられております。
 そうかなあ…とお思いの方も多いのではないかと思います。
 私も、まあまあだったかなという印象でした。
 テレビ放映されたものはビデオ録画してありましたので、先だって
 デジタル化したものをCDRに記録しておきましたが。
 
 私はあの立花隆がそれだけこだわるのだから、やはりそれなりのことがあるに違いないというので、
 ずっとチェックしておいたわけです。
 そうすると、この本で、さまざまなエピソードはエレノア・コッポラが記録した文章の引用が効果的に使われています。
 ※『地獄の黙示録』撮影全記録 (小学館文庫)
 この文章がいいんですよ。

 夫のコッポラがスランプに陥っている状態のことを書いてる文章が、
 たとえばこんなふうです。


   愛する人が自己の中枢に達し、失敗の恐怖、死の恐怖、狂気の恐怖に直面するのを見るのは
   つらい体験だ。そこから抜け出すには、少し失敗し、少し死んで、少し狂わなければいけない。
   フランシスはまだその途中にいる。


 すごいこと書いてるんですよ。いやいやいや…。

 コッポラもすごいですけど、アタクシはこの妻に非常に興味を抱きましたね。
 今、彼女の本をアマゾンのカートに入れたところです。





        

 車の中から外を撮ったものですが、これは29ミリ。フィルムカメラで言えば58ミリですね。





       

 これは12ミリ。今までの広角は14ミリでしたので2ミリの違いなんですが
 随分、広角に強くなったという印象です。車の中までかなり映り込んでいますからね。
 もちろん、上の写真と同じ位置から撮っているんですよ。
 一等最初の文庫本の赤い色も気に入っています。
 前のカメラだと赤が赤として描写されなかったという印象がありましたから。

 E-3はいいです。はい。(^ー゜)



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